【アトピー】ステロイド塗り薬の副作用を全てまとめてみた

 投稿日    最終更新日 2016/04/06

ステロイド塗り薬の副作用まとめ

アトピー性皮膚炎を改善するためには、ステロイド塗り薬をきちんと使うことは欠かせません。

でも、アトピー治療にはステロイド外用薬が必要なことは分かっていても、

ステロイドの副作用が心配だし気になる・・・。副作用の色んな怖い話聞くし。

と、身体や顔に塗ることに抵抗を感じてしまうことがあるはずです。

しかし、ステロイド外用薬の副作用についての客観的な事実を知ると、このような恐怖心は薄まるはずです。

この記事では、ステロイド塗り薬の副作用についてまとめ、解説しています。

ご参考にして頂けたら幸いです。

この記事を読むと次のことが分かります
  • ステロイド塗り薬で重大な副作用は起こるのかどうか。
  • 皮膚と眼に生じるステロイド塗り薬の副作用の一覧
  • 特に注意が必要なステロイド塗り薬の副作用とは。
  • ステロイド塗り薬の副作用の防ぎ方と、起きてしまった場合の対処法

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1. ステロイド塗り薬が怖い!と感じるのはなんで?

突然ですが、私たちがステロイド塗り薬に漠然とした恐怖心を感じてしまうのは、いったい何故でしょうか?

いくつか理由は考えられますが、私が考える理由は、

ステロイドが「得体の知れないもの」だから

というものです。

人間は、自分の身を守るために、本能的に正体不明のものを怖がるようにプログラムされていると言われています。

暗闇の中で「ゴソッ」と物音がするととても怖いのは、それが正体不明で、身の危険を本能的に感じるからです。

そしてステロイドは、それについての知識が足りない場合、「得体の知れないもの」・「正体不明のもの」と感じるはずです。

そのために、私たちはステロイドを直感的に怖がってしまうわけで、これはある意味仕方ありません。

 

しかし、ステロイドについて客観的な知識を得て、その正体や特徴がわかると、恐怖心はかなり薄まります。

その正体がある程度分かり、私たちにとって、ステロイドはもはや「正体不明のもの」ではなくなるからです。

 

このように、ステロイド塗り薬に対する恐怖心は、ステロイドの副作用について十分に知ることで、かなり軽くなります。

ステロイドへの恐怖心が薄まれば、安心してステロイド外用薬を塗ることができ、その結果、アトピーの改善や脱ステロイドに繋がっていきます。

一方、ステロイドの副作用について何も知らなかったり、又は副作用を軽視してしまったりするのも危険です。

強いステロイド塗り薬を用法用量を守らずに長期間塗り続けると、副作用が起こる可能性が高まるからです。

ですから、ステロイドの副作用についてきちんと知っておくことは、アトピー治療を行う上で、とても大切になります。


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2. ステロイド塗り薬に重篤な副作用はあるか?

ステロイド塗り薬の副作用を大きく分けると、

  • 全身的な副作用(身体全体に影響が及ぶ内科的なもの)
  • 局所的な副作用(皮膚の一部などにのみ症状が現れるもの)

の2つに分類できます。

そして、結論から言いますと、ステロイド塗り薬の使用に際して、

全身的な副作用についての心配は不要。通常は考えなくてよい。

局所的な副作用のうち、特に顔と眼に現れるものについて特に気をつける。

というものになります。

 

どうしてこの結論になるか?は読み進めて頂ければ、ご納得頂けると思います。

それではまず、ステロイド塗り薬の全身的な副作用について見ていくことにします。

2-1. ステロイド塗り薬の全身的な副作用の心配は要らない

ステロイド塗り薬に関する誤解の中には、重大なものが結構あります。

例えば、

ステロイドを塗り続けると、成長が止まって身長が伸びなくなる!

ステロイド塗り薬を長期間使うと、糖尿病になってしまう!

ステロイド外用薬は、身体をボロボロにする!

などです。

これらは、アトピービジネス(代替療法やマルチ商法など)の営業でよく使われる、「ステロイドの副作用」です。

アトピー患者さんに誤った情報を伝えて恐怖心を煽り、その「唯一の解決策」として自らの商品を提案する、といったあくどい営業手法として使われてしまうのです。

しかし、「身長が伸びなくなる(成長阻害)」・「糖尿病になる(代謝障害)」・「身体がボロボロになる(骨・筋肉の蛋白異化作用)」というような重大な副作用は全て、

ステロイド内服薬(錠剤)の服用

によって引き起こされるものであって、ステロイド塗り薬の使用では通常生じ得ません。※1

 

ステロイド内服薬を飲むと、ステロイド成分が血液に乗って全身に回ります。

その結果、より強い効果が得られる一方、副作用も全身的な重いものになってしまうのです。

一方、ステロイド塗り薬に含まれるステロイド成分は、そのほとんどが皮膚にとどまり、体内に吸収される割合は極めて小さいことが知られています。

体内に吸収されるステロイドが極めて微量のため、血液に乗って全身に回るステロイドの量も非常に少なく、全身的な副作用も起こらない、とうことです。

 

このような事実から、

ステロイド塗り薬の全身的な副作用は心配いらない

と一般に考えられているわけです。

この認識は皮膚科医や研究者に共通のもので、実際、日本・アメリカのアトピー性皮膚炎診療ガイドラインでもこのスタンスに立っています。

つまり、通常のステロイド塗り薬の使い方をしている限り、

全身的な重い副作用の心配をする必要は無い

と私たちは考えて良い、ということです。

※1 最強レベルのステロイド外用薬を数年間に渡って使用し続けるなど、「通常では考えられない」ようなステロイド塗り薬の使い方をした場合、全身的な副作用のリスクを高めます。

また、乳幼児・小児の場合、身体が大人に比べて小さいため、ステロイドの効果・副作用が大きくなりますから、ステロイド塗り薬の種類や使い方には特に注意が必要です。

「通常でない」不適切なステロイド外用薬の使い方をしないためにも、信頼できる皮膚科医の医師に定期的に診てもらうことが大切になります。


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次のページでは、眼や皮膚に現れるステロイド塗り薬の局所的な副作用について見ていきます。

これらが、私たちが実際に気を付けるべき副作用です。

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 Category: ステロイドについて正しく知る, ステロイドの正しい知識