顔にステロイド塗り薬を使うときに厳守したい5つの注意点

 投稿日    最終更新日 2016/04/17

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顔のアトピー性皮膚炎は、周りの人からも分かってしまいますから、出来る限り早く治したいですよね。

そのためには、ステロイド塗り薬を顔に使うのですが、

初めて顔用のステロイド外用薬が処方された場合は、

顔にステロイドなんて塗っても大丈夫なの?副作用は無いの?

と心配になってしまいますし、

これまで顔にステロイドを塗ってきた場合には、

どうしてなかなか皮膚炎が治らないんだろう。副作用が心配。。。

という風に、不安に思うことがあるはずです。

 

顔のアトピー性皮膚炎を改善して健康な皮膚を取り戻すためには、

出来る限り早く皮膚炎を抑え、その上で皮膚炎が出にくくなるようにアトピー悪化原因を取り除いていく

ということが必要です。

そして、「出来る限り早く皮膚炎を抑える」ためには、

いくつかの注意点を守り、顔用のステロイド外用薬を適切に使うことが大切です。

 

そこで、この記事では、

顔にステロイド外用薬を使うときに必ず守りたい注意点

についてお話したいと思います。

この記事を読むと次のことが分かります
  • 顔のアトピー性皮膚炎を治すための大原則
  • 顔にステロイドを塗る際の5つの注意点
  • 顔に皮膚炎を出さないための3つの工夫

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1. 十分な量のステロイドを出来るだけ短期間塗る

顔面に限らず、アトピー性皮膚炎の治療の大原則は、

出来る限り早く皮膚炎を鎮めて、その上で皮膚炎が出にくくなるようにアトピー悪化原因を取り除いていく

というものです。

特に顔面の場合、皮膚が薄くステロイドが効きやすい一方、副作用の発生リスクも高いと言われていますから、

他の部位に比べて、さらに短期間で皮膚炎の症状を抑えて、ステロイド外用薬の使用量を少なくしていくことが大切となります。

 

そして、短期間で皮膚炎の症状を鎮めるためには、

皮膚炎を抑えるために十分な量のステロイド塗り薬をきちんと使う

ことが必要です。

顔にステロイドを塗るのは抵抗があるし副作用が怖いから、チョビっと塗るようにしよう

という方針では、塗る量が不十分となってしまいます。

結果、皮膚炎がなかなか治らず慢性化し、トータルとしてのステロイド使用量は増えてしまうことになりかねません。

このように、「十分な量を短期間塗る」という方針が、顔にステロイド外用薬を使う時の大原則となります。

2. 顔にステロイドを塗る際の5つの注意点

ステロイド外用薬を使って顔の皮膚炎を鎮めるためには、適切にステロイド外用薬を使うことが求められます。

そのためには、いくつかの注意点を守ることが大切です。

その注意点とは、

  • ステロイド外用薬の強さ
  • ステロイドの塗り方
  • 使用期間
  • 基剤のタイプ
  • 副作用の防止

の5つです。

では、順に見ていきましょう。

2-1. ステロイド外用薬の強さはマイルド以下が原則

ステロイドの効きやすさは、皮膚の部位によって大きく異なります。身体の部分部分で皮膚の厚さが違うからです。

顔の皮膚は特に薄く、ステロイドの吸収率が高いため

  • ステロイドが効きやすい
  • (局所的な)副作用が出やすい

ことが知られています。

ステロイドの吸収率は、前腕内側(肘より先の部分)の吸収率を1.0として表されますが、顔面(頬)の吸収率は13.0とかなり高いです。

ですから、顔に使用するステロイド外用薬の強さは、5段階の強度ランクのうち4番目以下のクラスが選択されることが通常です。

4番目以下のクラスとは、マイルド(ミディアム)もしくはウィークの強さで、具体的には以下の様な製品名のステロイド外用薬のことです。

  • マイルド(ミディアム)クラス
    → アルメタ®・キンダベート®・ロコイド®・レダコート®
  • ウィーククラス
    → コルテス®、プレドニゾロン

※ 皮膚炎の症状の度合から判断して、ストロング(3番目)クラスのステロイド外用薬が処方される場合もあり得ます。

安全のためにも、皮膚科で処方されたステロイド外用薬がマイルド以下の強さであることを、念のために確認しておくと安心です。

 

このように、顔に使うステロイド外用薬はマイルド以下を選ぶのが原則ですから、

  • 身体用のステロイド外用薬を顔用として使ってしまう
  • 市販のステロイド外用薬(ストロングクラス)を日常的に使う

というようなことは、副作用のリスクを不要に高めてしまいますから、NGです。

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次のページでは、ステロイド外用薬の正しい塗り方についてお話ししています。

適切な強さのステロイド外用薬を使っても、塗る量や軟膏の伸ばし方が良くないと思うような効果が得られません。

軟膏の正しい塗り方をマスターしておくことは、アトピー治療の有効性と効率を高める、かなり大切なポイントです。

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 Category: ステロイド塗り薬の正しい使い方