アトピーの最新の標準的治療法の内容と3つのポイントを解説

 投稿日    最終更新日 2016/04/30

正しいアトピー治療法
アトピー性皮膚炎の治療法について知りたくて、色々と調べたけれど、

どれが正しいのか?どれがベストなのか?分からない・・・

と途方に暮れることがあると思います。

 

そういう場合には、まずは、

アトピー性皮膚炎の標準的な治療法・治療手順

についてしっかりと理解することが大切です。

 

アトピー治療の「スタンダード」がどのようなものか理解していれば、ある治療法や説が「まとも」なのか?それとも「異端」なのか?という判断が出来るからです。

逆に言えば、この判断がきちんと出来ないと、危険なアトピー治療を実践してしまうリスクが高まります。

 

「アトピー性皮膚炎の標準的な治療法」とは、簡単に言えば

「まともな」お医者さんが採用しているアトピー治療方針

のことです。

 

まずは、基本となる標準治療をきちんと実践する。

その上で、他の代替療法・民間療法を「プラスα」として、必要に応じて注意深く取り入れる。

安全に・着実にアトピー性皮膚炎を治していくためには、このような方針がベストだと私は考えます。

 

そこでこの記事では、アトピー治療法選びについての私の失敗経験を交えながら、

  • アトピー性皮膚炎の標準的な治療法とはどんなものか?
  • なぜ標準的な治療法が大切なのか?
  • その具体的手順とは?

という点についてお話したいと思います。

the photo above by brett jordan 2011 / adapted (license)

この記事を読むと次のことが分かります
  • 安全なアトピーの標準治療の概要
  • アトピーの標準治療の3つのポイントとは
  • 優先すべきアトピー治療法とは
  • 優秀な皮膚科医・ダメな皮膚科医の見分け方
  • アトピー治療の具体的な進め方

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1.アトピー性皮膚炎の「標準的な治療法」の概要

アトピー性皮膚炎の標準的治療法とは、簡潔に言えば、

  • ステロイド外用薬をきちんと正しく使うこと。
  • 保湿(スキンケア)をしっかりと行うこと。
  • アトピー悪化原因を特定して、除去すること。

という3つのポイントを抑えた治療法のことです。

 

このように書くと、どのポイントもある意味「当たり前」のことに聞こえます。

しかし、このような「当たり前の」標準的な治療法が、「最新」のアトピー治療方法であり、アトピー治療の基本(ベース)として最優先すべきものです。

 

標準的な治療法がなぜ重要なのか?なぜ優先すべきなのか?

については、これからお話していきます。

まず、アトピーの標準的な治療法の各ポイントの概要についてです。

1-1. ステロイド外用薬の正しい使い方(概要)

以前の私がそうでしたが、かなりの多くのアトピーの方が、間違ったステロイド塗り薬の使い方をしています。

ステロイド外用薬の間違った使い方の典型は、

皮膚炎が出たらしばらくお薬を塗って、落ち着いたらやめる。
また炎症がでたら、皮膚科に行って薬をもらって塗る。

というものです。

このようなステロイド外用薬の使い方では、いつまでもダラダラとステロイドを使い続けてしまうことになります。

 

一方、ステロイド外用薬の正しい使い方は以下の通りです。

  1. アトピー性皮膚炎の炎症があるときは、ステロイド外用薬(塗り薬)を使って、炎症を抑える。
  2. その際には、見た目が綺麗になってもしばらくはステロイドを塗り続ける(皮膚の下の炎症細胞が無くなるまで)。
  3. その後、肌がスベスベの状態になったら、ステロイドの量を少しずつ減らしていく(ステップダウン、間欠塗布)。
  4. 最終的に、保湿剤だけで健康な皮膚をキープできるようになる。

このようなステロイド外用薬の使い方は「プロアクティブ療法」と呼ばれ、

アトピー性皮膚炎の治療におけるステロイド外用薬の使い方の主流になっています。

実際、私もこのプロアクティブ療法に従ってステロイド外用薬を使い、脱ステロイドを行うことができました。

1-2. 保湿をしっかりと行う。

アトピーの標準的治療の2つ目のポイントは、保湿(スキンケア)です。

アトピー肌であれば、保湿が大切なのは百の承知だと思います。

 

それでもなお、保湿が強調されるのは、

私達の考える以上に保湿はアトピー改善にとって重要だから

です。

 

保湿には「乾燥による痒みを防ぐ」という役割の他にも、「肌のバリア機能を良好にキープする」という重要な役割も持っています。

 

アトピーの方のほとんどはアレルギー体質で、そのアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)は皮膚のバリア機能が壊れた部分から侵入してきます。

乾燥や湿疹で皮膚のバリア機能が壊れていると・・・

  • ただでさえ乾燥して痒いのに、アレルゲンが体内に侵入してきてさらに炎症を起こす。
  • 炎症が起こって痒みが増し、痒いから掻きむしる。
  • さらに肌のバリア機能が壊れ、アレルゲンが侵入しやすくなる。
  • 痒みや湿疹が悪化する。

という悪循環に陥ってしまいます。

このようなアトピー肌の悪循環に歯止めをかけるためにも、

保湿剤によるスキンケアで肌のバリア機能を補ってあげることが、アトピー治療にとって欠かせない

と言われていのです。


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1-3. アトピー悪化原因を特定して除去する

ステロイド塗り薬を使って皮膚の炎症を抑えても、またしばらくすると、炎症が出てくる・・・

という経験はアトピーの方なら誰しもあると思います。

この原因は、主に

  • ステロイドを塗るのをやめるタイミングが早過ぎる。
  • 自分の悪化原因が何なのか特定できておらず、除去できていない。

という2つのものが考えられます。

 

ほとんどの場合、1つ目の原因は当てはまるのではないかと思います。

見た目では皮膚が綺麗になっても、皮膚の下には炎症の根っこ(炎症細胞)が残っています。

その段階でステロイド外用薬の使用をやめると、炎症は再び拡大してしまうのです。

(ちなみに、これを「ステロイドのリバウンド副作用」と言う人がいますが、それは誤りです。原因はステロイド外用薬の不適切な使用ですので。)

 

また、ステロイド外用薬をプロアクティブ療法に従って正しく使って、皮膚炎が綺麗に無くなっても、その後、再び皮膚炎が出てくることがあります。

これは、ご自分のアトピーの悪化原因が何か?を特定して、それを取り除いていないためです。

 

アトピー性皮膚炎の原因はたくさんあり、個人個人の体質や環境によって異なります。

ですから、肌の状況と環境や生活の変化を自分で観察し、「どういう時にアトピーは悪化するのか?」という悪化原因について、少しずつ特定していくことが大切になります。

 

「こうやればすぐにアトピーは治る!」

とは簡単には言えないのは、このような理由からです。

当サイト「キュアアト」では、このアトピー悪化原因について、色々な情報を提供していきます。

是非、ご自分のアトピー悪化原因の特定のご参考にしてください。

1-4. 「標準的な治療」って当たり前のコトじゃないの?

ここまで、「最新の」アトピー治療法の標準的な治療法について、その概要をお話してきました。

ここで、もしかしたら

「最新の治療法」とか言ってるけど、要は、当たり前の治療法じゃん!

と思われているかもしれません。

 

確かに、

「ステロイドの塗り薬を使い、保湿をして、アトピーに悪いことはしない」

と聞けば、「昔からのアトピー治療と同じ」に聞こえます。

 

しかし、「当たり前のコトを徹底しましょう。」というのが、アトピー治療の「最新」であり、「王道(標準)」なのです。


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次のページでは、アトピーを安全に・着実に治すために、なぜ標準的な治療を優先すべきなのか?という点についてお話したいと思います。

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