アトピー肌や敏感肌でも安心・安全な日焼け止めクリーム3選

 投稿日    最終更新日 2016/12/16

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日差しが強い季節の紫外線対策は、アトピー性皮膚炎の改善や悪化防止のためには欠かせません。

紫外線対策としては、やっぱり日焼け止めクリームを塗ってあげるのが一番効果的です。

でも、アトピー肌や敏感肌の場合、日焼け止めクリームの選び方に気をつけないと、

かえって皮膚炎や肌トラブルの原因となってしまいます。

そこで、この記事では

  • アトピー肌・敏感肌でも安心・安全な日焼け止めクリームの条件とは?
  • おすすめできる日焼け止め商品は?
  • 日焼け止めクリームを塗るときに守りたい注意点とは?

についてお話したいと思います。


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1. アトピー肌・敏感肌でも安心して使える日焼け止めクリームの条件

日焼け止めクリームを、アトピー肌や敏感肌にも安心して使うためには、

  • 紫外線吸収剤ではなくて紫外線散乱剤(錯乱剤)を使用している。
  • 香料などの余計な成分が不使用。
  • 界面活性剤不使用か、少ない。
  • ナノ化されていない(ナノ粒子不使用)。

などの条件を満たすことが必要と言われています(参照元はこちら)。

まず、紫外線をブロックする成分は、紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤である必要があります。

  • 紫外線吸収剤・・・メトキシケイヒ酸など
  • 紫外線散乱剤・・・酸化チタン・酸化亜鉛など

紫外線吸収剤を使った方が、日焼け止め効果や肌への塗り心地・使用感は確実に良くなるそうですが、皮膚への刺激は紫外線散乱剤に比べて格段に強くなってしまうと言われています。

ですから、成分に「酸化チタン」や「酸化亜鉛」などが表示されている紫外線散乱剤使用の日焼け止めクリームを選ぶようにしましょう。

 

次の条件は、「日焼け止め」という効果に関係の無い成分、香料・防腐剤などの余計な成分が含まれていないことです。

このような余計な成分は、アトピー肌・敏感肌にとってはどれも刺激となり、炎症や痒みの原因となる危険性のあるものです。

「日焼け止め」という機能だけで十分!と考えて、余計な成分の少ない日焼け止めクリームを選ぶことが大切です。

 

また、日焼け止めクリームには界面活性剤が添加されていることが通常です。

それは、油成分と水を均一に混ぜあわせる(乳化する)目的です。

肌への安全性をシビアに考えると、「界面活性剤不使用」の日焼け止めクリームの方が安心なのは確かですが、そこまで気にする必要はありません。

というのは、石けん・ボディソープ・シャンプーなどの主成分の界面活性剤とは、その種類と目的が異なるからです。

石けんやシャンプーの界面活性剤(石けん成分/合成界面活性剤)は、皮脂や汚れを洗い流すことを目的に作られていますから、当然、皮膚に触れれば皮脂や汚れを吸着します。

泡立てて身体に泡をのばしたら、すぐに水で洗い流しますから、皮膚に界面活性剤がとどまることはなく、界面活性剤による問題はほとんど起こりません。

でも仮に、石けんやボディソープの泡を何時間もつけっぱなしにしてしまったら、確実に皮膚にはダメージを与えてしまいます(実際にこんなことはしませんが)。

一方、日焼け止めクリームをはじめとする化粧品に含まれる界面活性剤の目的は、石けんやボディソープの目的(洗浄)ではなく、あくまでも乳化です。

化粧品の中の水と油を均一に混合するために、界面活性剤が使われているということです。

このような界面活性剤は、洗剤の界面活性剤に比べて安全性の高い種類のものですし、界面活性剤としての機能は乳化によって使ってしまっているので、皮膚の皮脂を奪ったりする可能性は極めて低いとされています。

ですから、「界面活性剤不使用の日焼け止めクリームじゃなきゃダメだ!」とシビアに考える必要はありません。

ちなみに、「天然由来の界面活性剤なら安心」とか「石けん素地がベースの界面活性剤なら安心」という主張もありますが、実際には関係ありません。

天然由来でも合成界面活性剤であることにはかわりはありませんし、石けんも立派な界面活性剤ですから、石けんだから安心ということも無いです。

 

最後の注意点は、日焼け止めの成分が「ナノ化」されていないという点です。

ナノ化されている(ナノ粒子が含まれている)と、使い心地は向上する一方で、皮膚への刺激は激増してしまいます。

ナノ化(粒子をナノレベルまで細かくすること)によって、成分が皮膚内に侵入しやすくなてしまうためです。

ナノ化されている場合にはその旨が記載されていることが多いですから、そのような記載が無ければOKだと考えてよいと思います。

 

以上のような条件を満たす日焼け止めクリームはかなり少ないですが、アトピー肌にも安心して使えると考えられます。

実際に私は下でご紹介する日焼け止めクリームを継続して使っていますが、皮膚のトラブルは起こっていませんし、商品のレビューを見ても、皮膚トラブルは少ないことが確認できます。

ただ、絶対に皮膚炎や痒みが起こらない!ということではありません。

ですから、本格的に使い出す前に、腕の内側などの皮膚を使ってパッチテストをするようにしてください。

パッチテストで刺激感を確かめて、少し待って皮膚にトラブルが起こらなければ、とりあえずは安心して使うことができます。

2. アトピー肌・敏感肌に使える日焼け止めクリーム3選+α

では、実際に以上のような条件を満たす日焼け止めクリームを3つご紹介したいと思います。

バカ高い商品ではありませんので、安心してください。

2-1. キュレル UVローション SPF50+

一番のおすすめは、キュレルのUVローションです。

キュレルのUVローションは、

紫外線吸収剤不使用・無香料・無着色・アルコールフリー・防腐剤不使用・アルコールフリー・アレルギーテスト済み・敏感肌パッチテスト済み

という特長を持つ日焼け止めクリームです。

また、界面活性剤も不使用です(リサーチした限り、界面活性剤不使用の日焼け止めクリームはキュレル以外にありませんでした)。

キュレルの全成分は、花王のオフィシャルサイトで確認できますし、各成分がどういう目的で使われているのか?という点については、↓の『美肌マニア』様のページで詳しく確認することができます。

External link

マウスを合わせるとご紹介しているサイト(外部)の説明文が表示されます。 タイトルをタップするとご紹介しているサイト(外部)の説明文が表示され、もう一度タップするとリンクが開きます。

 

このような安全性に加えて、ドラッグストアに普通に売っていて、価格もアホみたいに高くはないこともポイントが高いです。

私が実際に使っている日焼け止めも、このキュレルのUVローションです。1歳半の息子(アトピー体質)にも使っています。

日焼け止めの効果はもちろんありますし、塗っても皮膚に何の問題も起こりません。また、普通の石けんで洗うだけできちんと落とせます。

香りやブランドなどにこだわりがなく、使ってみて問題が起こらなければ、継続して使うことのできる日焼け止めクリームだと思います。

2-2. MAMA BUTTER(ママバター)UVケアクリーム

次のおすすめは、ママバター(MAMA BUTTER)というシアバターを保湿成分として含む製品です。


MAMA BUTTER(ママバター)UVケアクリーム 無香料 SPF25 PA++

成分の安全性という意味ではキュレルより少し劣ると思われますが、化粧下地としても使えるなど、女性のレビュー内容がとても良いのが特徴です。

紫外線吸収剤不使用・シリコンフリー・鉱物油不使用・合成香料不使用・合成着色料不使用・防腐剤不使用などのポイントもしっかりとおさえています。

ただ、界面活性剤は含まれています。でも、界面活性剤が含まれていても心配する必要は無いことは、上でお話した通りです。

シアバター(シアの木の種子から取れる植物性油脂)を保湿成分として含んでいますから、プラスαの効果が欲しい場合には、キュレルよりもこちらが良いかもしれません。

また、外出先で使う場合にも、キュレルよりはオシャレな感じがすると思います。

2-3. UVバスターズクリーム

最後のおすすめは、UVバスターズクリームという製品です。

「ノンケミカル・ノンシリコン・ノンパラベン・ノンポリマー・無香料・無着色」がウリの日焼け止めクリームです。

使用されている界面活性剤は、食品添加物として使われているもので、その点も安心できます。

しっかりと日焼け止め効果がある一方、石けんだけで簡単に落とすことができます。

成分の安全性は高いですし、@cosmeの製品レビュー(クチコミ)も概ね良好なようです。

価格が若干高いのが難点になり得ますが、総合的に見ておすすめできます。

2-4. パウダーファンデーションを日焼け止めとして使う

クリームやローションタイプの日焼け止めですと、どうしても添加成分が多くなってしまいますから、肌に合わないケースはどうしても出てきます。

そういう場合には、クリームタイプではなくて、パウダータイプの日焼け止め(パウダーサンスクリーン)がおすすめです。

こんなタイプの商品です↓

一般的に、日焼け止めクリームよりもパウダータイプの日焼け止めの方が、含まれる成分は少なめです。

例えば、↑のパウダーサンスクリーンの成分は、「マイカ 酸化チタン 酸化亜鉛 サンゴ末 イチゴ種子油 アルガニアスピノサ核油 アボカド油 スクワラン カオリン」です。

この成分情報の参照元である『美肌マニア』様のページでは、「合成界面活性剤フリー・合成ポリマーフリー・パラベンフリー・防腐剤フリー・紫外線吸収剤フリー・アルコールフリー・タール色素フリー」のように、危険性が気になる成分は入っていないことが確認できます。

使い勝手は日焼け止めクリームの方が良いですが、クリームタイプで肌トラブルがどうしても出てしまう!という場合には、パウダータイプの日焼け止めを使ってみるとよいと思います。


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3. 日焼け止めクリームを塗る時の注意点

日焼け止めクリームをアトピー肌に塗る際には、いくつかの注意点があります。

それは、

  • (炎症・湿疹がある部分は)ワセリンを薄く塗って、その上から日焼け止めクリームを塗ること。
  • 外出中は、定期的に塗り直すこと。
  • 外出が終わったら、出来るだけ早めに石けんで落とすこと。

3点です。

まず、いくらアトピー肌に優しい安全性の高い日焼け止めクリームであったも、炎症部分や掻き壊し・びらん面に直接塗ってしまうと、どうしても刺激になってしまいます。

ですから、炎症・湿疹・掻き壊し・びらん面などには、直接塗るのではなくて、ワセリンを薄く塗ってバリアの膜を作ってから、その上から日焼け止めクリームを塗るようにしましょう。

炎症が軽い場合でも、テカりをそれほど気にする必要のない腕や脚・首などは、ワセリンを使った方が安全です。

 

また、日焼け止めクリームは、汗や衣服などでだんだんと落ちてしまいますので、定期的に塗り直す必要があります。

きちんと紫外線をカットできるように、思い出した時に塗りなおしましょう。

 

最後に、外出が終わって帰宅したら、すぐに石けんなどで日焼け止めクリームを落としてあげることも大切です。

やはり、何も付けない状態が一番肌には優しいからです。

4. まとめ

以上、アトピー肌・敏感肌でも使える日焼け止めクリームの条件と、おすすめ商品3選(+1)でした。

コストパフォーマンス的には、キュレルUVローションが一番良いかと思います。

結構頑張ってリサーチしましたが、アトピー肌に使える日焼け止めクリームはかなり限られていて、今回ご紹介した製品以外にはあまり無いと思います。

製品探しに必要以上に時間や手間暇をかけるのはもったいないですから、特にコダワリがない場合には、ここでご紹介しました3つのいずれかを使う方が効率的だと思います。


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