【化繊はNG?】アトピーが悪化しない洋服の素材まとめ

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アトピー肌は刺激に敏感ですから、

洋服や肌着の素材によっては、皮膚と服の接触自体が刺激となって皮膚炎を悪化させてしまうことがあります。

毎日着る洋服の素材についてあまり気にしていなかった場合には、

毎日の服をアトピー肌にも安心なものに切り替えるだけでも、アトピー性皮膚炎は改善していくはずです。

アトピーの悪化原因がまた1つ減るからです。

 

ただ、よく言われるような

木綿(コットン)100%以外着てはいけません!

とか

アトピーなら化学繊維はNG!絶対着ちゃダメです!

というような、極端な話をするつもりはありません。

 

アトピー肌にも安心な素材選びの方法と、肌への刺激とならない洋服の着方を知れば、

アトピーだからといっておしゃれ・ファッションを諦める必要もありません。

 

そこでこの記事では、

  • 洋服の素材ごとのアトピー肌への刺激の強さ
  • アトピーを悪化させない洋服の素材の選び方

についてまとめてみたいと思います。


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1. 洋服の素材ごとの肌への刺激レベルまとめ

洋服の素材には色々とありますが、アトピー肌に刺激となりやすいもの・なりにくいものがあります。

結論から言えば、木綿(コットン)100%の素材が一番アトピー肌に優しいです。

でも、全ての洋服を綿100%にすることは出来ませんから、他の素材の刺激レベルも知っておく必要があります。

そこで、洋服の素材を天然繊維・化学繊維の2つに分類した上で、それぞれの素材についてお話したいと思います。

1-1. 天然繊維の肌への刺激

洋服に使われる天然繊維には、綿(木綿・コットン)・麻・毛(ウール等)・絹の4つがあります。

まず、綿について。綿の特徴は、肌触りが良く吸水性が良いことです。

「アトピー肌への刺激」という意味では、綿が最も優れています(この点は、どんなアトピー治療本でも共通しています)。

また、夏場の汗をかきやすい時期でも、吸水性(吸湿性)や通気性に優れているため、汗によるアトピー悪化をある程度防いでくれます。

 

次に、についてです。麻は、綿に比べると肌との摩擦が大きいですから、肌に直接触れるような着方は避ける必要があります。

ただ、吸湿性や発熱性は最も優れていると言われていますから、夏場の高温多湿の時期に着るYシャツ等の素材としては適しています。

ファッション的に麻素材の洋服が着たい!という場合を除き、アトピー悪化防止の観点からは、あえて麻を選ぶ必要はありません。

 

次はです。毛には羊毛(ウール)以外にも、カシミヤ・アンゴラ(ヤギ)やキャメル(らくだ)など、色んな動物のモノがありますが、ここでは一括りに「毛」としてお話します。

毛は、アトピー悪化を防ぐ意味では、おすすめ出来ない素材です。

その理由は、

  • チクチクと肌に触れて刺激になる。
  • ダニが繁殖しやすいのに、頻繁に洗えない。

というものです。

とはいえ、冬場の寒い時期には、暖かいセーターは必需品とも言えます。

アトピー悪化防止のためには、

  • 「毎日セーターを着る」などの着方は避ける。
  • タートルネックのセーターは避ける。
  • 首元の毛が肌に触れないように、襟付きのシャツを着る。
  • 袖元の毛が肌に触れないように、セーターの袖を折る。

などの注意点を守るようにしましょう。

また、マフラーに関しては、毛以外の素材(木綿など)でも十分に暖かいものがありますから、それを選んだ方が安全です。

 

天然繊維の最後は、絹(シルク)です。

絹は高級品ですしお手入れも難しいため、日常生活ではあまり着ないと思いますが、肌への刺激は木綿と同様に小さいです。

アトピー悪化には繋がりにくい素材と言えます。

1-2. 化学繊維の肌への刺激

一口に「化学繊維」と言っても、色々な種類があります。

化学繊維は、大きく分けて

  • 再生繊維(レーヨン・キュプラ等)
    ← 綿の一部やパルプを化学的に作り変えて製造。
  • 半合成繊維(アセテート等)
    ← 天然素材と化学物質の両方を原料として製造。
  • 合成繊維(ポリエステル・アクリル等)
    ← 石油を原料として製造。

の3つがあります。

再生繊維や半合成繊維の中には、天然繊維と同様に肌への刺激が小さいものがあります。

また、実際に洋服を作る際には、天然繊維と化学繊維を組み合わせて使われています(ポリエステル綿など)。

このように考えると、「化学繊維=アトピーにNG」とは言えないはずです。

 

ですから、化学繊維が含まれる洋服であっても、実際に肌に当ててみて刺激が小さいと感じるのであれば、着ることができます。

ただ、吸湿性・通気性や蒸れやすさなどは、日常生活で実際に着てみないと分かりません。

着てみて「肌に良くない」と感じる場合には、その素材の服は今後避けることが必要になります。

肌に直接触れることの無い洋服に関しては、化学繊維の素材でもほとんど問題になりません。


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2. アトピー肌のための服の素材選びの考え方

以上のような、服の素材ごとのアトピー肌への刺激レベルを踏まえて、

アトピー肌に優しい服の素材選びについて整理してみたいと思います。

アトピーを悪化させない洋服の素材選びで、大切となるポイント

  • 肌に直接触れる衣類(肌着等)の素材には気を付ける。
  • 完璧主義は良くない。

という2点です。

2-1. 肌に触れる衣服の素材には最低限気を付ける

肌に直接触れる衣服の素材には、徹底的にこだわって気を付ける必要があります。

とはいえ、その選び方は実際には簡単です。

洋服が肌に直接触れるのは、

  • 肌着や夏場のTシャツ、靴下
  • 首周り・袖周り

の3つです。

それぞれについて順番に見ていきましょう。

2-1-1. 肌着は木綿(コットン)100%で統一する

直接肌に触れる(触れ続ける)肌着や、夏場に着るTシャツについては、木綿100%の素材に統一するようにしましょう。

足に皮膚炎が出やすい場合には、靴下の素材も同様に気をつけます。

綿(コットン)と同じく肌に優しいと言われる絹(シルク)素材の肌着もありますが、かなり高価ですのであまりおすすめは出来ません。

綿100%の肌着には、オーガニックコットン100%のものとそうでないものの2種類がありますが、そこまで気にしなくても良いと思います。

それよりも、

  • 新品の肌着は一度水洗いしてから着る。
  • 頻繁に(定期的に)買い換えるようにする。

というポイントの方が重要です。

購入した状態の肌着には、製造過程で使われた化学物質が付着しているケースがありますから、そのまま着るのではなくて、一度水洗いしてから着るようにします。

また、着用→洗濯を繰り返しているうちに、肌着の肌触りは段々と悪くなり(固く、ゴワゴワとしてきます)、皮膚に刺激を与えてしまいます。

ですから、そうなる前に定期的に新品と取り替えるようにします。

子ども・赤ちゃんのアトピー治療の書籍には、「2~30回洗濯したら、その肌着は取り替えなさい」という指導がされているものもあります。

7枚肌着がある場合、だいたい半年に1回は新品と取り替える感じになります。

そこまで頻繁でなくとも、少なくとも「ゴワゴワしてきた?」と感じたら、その肌着は新品の肌着と取り替えるようにしましょう。

2-1-2. 首周り・袖周りで肌に触れる洋服の素材は要注意

肌に触れるのは、肌着や靴下だけではありません。

肌着の上に着る洋服も、首元や袖の部分が皮膚に触れることが多いですから、

その素材や、着方に気を付けるようにします。

具体的には、

  • 襟付きのYシャツやポロシャツの素材は、基本的に綿(コットン)にする。※1
  • タートルネックのセーターは避ける。
  • マフラーは毛以外の素材のものにする。
  • ロングTシャツやトレーナーの生地素材に気を付ける。※2
  • セーターなどは、袖元を折り返して肌に触れないようにする。

などの注意点に気をつければOKです。

肌着と同様、綿(コットン)が肌に一番やさしいですが、それ以外の素材でも、実際に着てみて肌へ刺激にならなければ問題はありません。

※1 綿70%ポリエステル30%のものなど、混紡素材の肌触りは木綿100%とあまり変わらないものが多いです。着てみて、肌に問題が起こらないのであれば、綿100%にこだわらなくてもOKです。

※2 トレーナー・スウェットの裏地によっては、起毛加工されていたりして肌に刺激となる場合がありますので、購入する際には裏地の触り心地(特に腕の部分)を確かめるようにします。

また、肌触り以外にも、通気性が悪く蒸れやすい素材の服はアトピー悪化に繋がる危険性が高いですから、注意が必要です。

その意味でも、通気性に優れた綿素材の洋服はアトピー肌にとって最適と言えますが、それ以外の素材でも着てみて問題が無ければOKです。

2-2. 完璧主義が良くない理由

以上のように、基本的には木綿(コットン)素材を優先して選びますが、綿100%に拘ったり化繊を全く着なかったり、そういう極端な対策はしなくてもOKです。

もちろん、全ての洋服を綿100%に揃えた方がアトピーには良いのかもしれません。

でも、そのような完璧主義はアトピー改善にとってマイナスになってしまいます。

 

というのは、アトピーを悪化させる原因は服の素材だけではなく、他にも色々とあるからです。

頑張って1つのアトピー悪化原因について完璧に対策をしても、他の悪化原因がおろそかになっていれば、アトピーは改善してくれません。

逆に、色んなアトピー悪化原因のそれぞれについて、「出来る範囲」「負担にならない範囲」でまんべんなく対策していくと、アトピーは改善していきます。

「全てのアトピー悪化原因を完璧に取り除く!」と意気込んで無理しても、その無理は続きません。

アトピーを悪化させてしまう原因は、基本的にはずっと継続して取り除いてあげなければいけません。

そうしないと、皮膚炎がまた出やすくなってしまうからです。

この意味でも、無理して完璧主義になることはアトピー治療にとってマイナスになってしまうのです。

 

「完璧主義にならず、無理をせず、出来る範囲で」という、すこし気楽な感じのスタンスが、結果的には最もアトピー改善に繋がっていきます。

 

そういう意味で、服の素材選びについても、色々と拘ってしまうのではなくて、

この記事でお話したような注意点を守ればOKです。

3. まとめ

アトピー肌に優しく、アトピーを悪化させない服の素材選びをまとめると、

  • 肌着・靴下は基本的に綿100%で揃える。
  • 首周り・袖周りの服の素材も、皮膚に刺激とならないように気を付ける。

という2点を守ればOKです。

これら以外のポイントについては、あまり神経質になりすぎるのも良くありません。

おしゃれ・ファッションを楽しめる範囲で、出来る限りアトピー肌に優しい素材の服を着るようにする

というスタンスで十分です。


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