温泉は痛いから嫌?アトピーでも傷がしみない温泉の入り方

 投稿日    最終更新日 2016/12/16

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温泉旅行は楽しいものですが、アトピーの皮膚炎が悪い状態ですと温泉に入るのはかなり辛いですよね。

温泉のお湯が皮膚の炎症や傷にしみて、めちゃくちゃ痛いからです。

また、温泉では他人と一緒に入浴しますから、アトピーの状態が酷い場合、

温泉は人の目が気になるし、恥ずかしいから嫌だ…

とも思ってしまいます。

 

でも、せっかくの温泉ですから、出来る限り楽しまなければ損です。

そこで、この記事では

  • お湯に浸かっても傷にしみず、アトピーが悪化しない温泉の入り方
  • 温泉で人の目が気になる場合の対処法・工夫

についてお話したいと思います。

1. アトピーを悪化させない、傷にしみない温泉の入り方

アトピーだと温泉のお湯がしみてしまうのは、

アトピーの皮膚炎部分・掻き壊し部分・びらん面に温泉成分が触れてしまう

のが原因です。

アトピーが温泉で悪化することが多い主な理由はコレだと考えられます。

温泉でアトピーが悪化する理由には、他にも皮膚の細菌感染血行増進作用などがありますから、これらについても悪化防止のための対策を取ってあげることが大切です。

1-1. 掻き壊し・びらん面にはワセリンを塗っておく

アトピーの場合、皮膚に湿疹掻き傷掻き壊し部分びらん面があることが多いですが、これらの部分は皮膚のバリア機能がかなり失われています。

そのため、温泉成分が浸入しやすくなって刺激感が強くなってしまうのです。

逆に言えば、このようなバリア機能が失われた部分のバリアを補ってあげれば、温泉に入っても問題は起こりづらくなります。

 

具体的には、温泉に入る前に、湿疹部分や掻き傷の部分にワセリンを厚めに塗っておくようにします。

こうすることで、ワセリンがバリアとなって、温泉成分が皮膚に触れなくなります。

ワセリンが湯船に浸かる前のかけ湯も必要最小限にとどめ、お湯に浸かる前に身体を石けんで洗ったりもしません。

身体を洗うのは、温泉に入って湯船から出たあと、一番最後のタイミングです。

 

ワセリンは、ドラッグストアで買える市販の商品でもよいですし、より高純度で低刺激なタイプのワセリン(白色ワセリンやプロペト)を病院で貰って使ってもOKです↓

このようなワセリンの活用法は、温泉だけでなく海水浴プールでも同じように有効です。

1-2. 入浴時間は短めにしておく

温泉でアトピーが悪化することがある理由には、

長風呂によって体温が上昇し、痒みが強くなる

という点もあります。

温泉の皮膚への悪影響は、入浴時間が長くなればなるほど強くなってしまいますから、

少なくともアトピーが辛い状態のときには、必要以上に長くお湯につからないことがアトピー悪化を防ぐためには大切となります。

1-3. お湯から出た後、最後に身体を洗う

アトピーが温泉で悪化してしまう理由の1つに、

皮膚で細菌感染が起こりやすいから

というモノもあります。

自宅のお湯に比べて、不特定多数の人が入浴する温泉はどうしても雑菌類が多くなってしまいます。

アトピー肌は普通の肌に比べて細菌感染が起こりやすいですから、温泉に入る場合には細菌感染が起こらないように注意しないといけません。

 

具体的には、

  • お風呂から上がる直前に必ず身体を洗い流す。
  • アトピーが酷いときは、石けんの泡できちんと洗う。

というポイントを守るようにします。

皮膚炎の状態が軽く、温泉のお湯もさほどしみない場合には、最後にシャワーで身体を洗い流すだけでもOKだと思います。

皮膚の常在菌も元気で、悪い細菌が繁殖しづらい状態だからです。

一方、アトピーが酷い状態では細菌感染のリスクが大きいですから、お風呂から上がって脱衣場に行く直前のタイミングで、石けんの泡でしっかりと身体を洗うことが必要です。

 

また、温泉には源泉掛け流し方式と循環ろ過方式の2つの種類がありますが、循環ろ過方式の場合、お湯にはかなり濃い塩素が含まれていることが普通です。

循環ろ過方式の温泉に入る場合には、この塩素の刺激がアトピー悪化に繋がりますから、お風呂場から出る直前に身体をよく洗うようにします。

1-4. お風呂上がりの保湿もきちんと行う

毎日の入浴時とおなじように、温泉から上がったあともしっかりと保湿することが大切です。

温泉の種類によっては保湿効果がある場合もありますが、その効果効能を期待して保湿剤を塗らないのはかなりリスキーです。

いつも通りの保湿をきちんと行うようにします。

1-5. 温泉の日までに皮膚炎を治しておくことも大切

最後に、温泉に入る日までに、ステロイド外用薬を適切に使って皮膚炎をある程度綺麗に鎮めておくと、温泉に入るときのストレスがかなり減ります。

旅行で温泉に入る場合などは、事前に日程が決まっていると思いますから、

その日に向けて計画的にステロイド外用薬を使って、皮膚炎を治しておくことをおすすめします。

更に詳しく

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2. 人の目が気になって恥ずかしいときの対処法

温泉や銭湯に友人・知人と入るとき、皮膚炎のある裸を見られるのはかなり嫌なものですし、他人の目も気になってしまいます。

事前に皮膚炎の状態を良好にコントロールしておくことがベストですが、それが出来なかった場合には、いくつかの対処法があります。

例えば、

  • 何らかの理由をつけて入浴のタイミングを少しずらす
  • 温泉に浸かる時間を極力短くする
  • 「体調・気分が悪いから」という理由で入浴をパスする

といった対策です。順番に少しご説明していきます。

 

まず、「他の皆よりも少し遅れて温泉のお風呂場に行くようにする」という工夫は、経験上かなり有効です。

例えば、

少しお腹が痛いからトイレに寄ってから行くわー

のように、何らかの理由をつけて、お風呂場に向かうタイミングをずらすようにします。

すると、脱衣場で裸を見られなくて済みますし、上でお話したようなワセリンを塗る作業をゆっくりと行う事もできます。

また、大浴場に入ったあとも、他の皆とタイミングが微妙にズレますから、自分の裸を見せないようにすることが出来ます。

 

また、「温泉に浸かる時間を他の皆よりも短くする」のも有効です。

他の人よりも早くお湯から上がって脱衣場に向かえば、少なくとも友人・知人に裸を見られることはありません。

しかも、上でお話したように、温泉の入浴時間を短くすることはアトピー悪化を防ぐ意味でも重要なポイントです。

温泉をあまり楽しめないのであれば、さっさと上がってしまうのも一つの手です。

 

このような工夫をすれば、皮膚炎のある自分の裸を見られて、恥ずかしい思い・嫌な思いをすることをかなり避けることが出来ます。

 

でも、もちろん完璧な対策ではありません。

一番安全な方法は、温泉に入らないことです。部屋にシャワーが付いている場合、入浴や洗体はそこで済ましてしまいます。

温泉旅行で温泉に入らないのはすごくもったいない気分になりますが、温泉以外にも楽しいコトは旅行中たくさんあるはずですし、そこまでこだわらなくてもよいのでは?と思います。


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3. まとめ

以上、アトピーでも傷にしみない・痛くない、皮膚炎を悪化させない温泉の入り方でした。

温泉に限らず、アトピーが酷い時期には、みんなと一緒にお風呂に入るのが嫌で仕方ない、という方が多いかもしれません(私はそうでした)。

でも、アトピーがある程度治ると、みんなと温泉を最大限に楽しむことが出来るようになりますから

アトピーが良くなって本当によかったなー。

と実感できるはずです。

 

まずはステロイド外用薬でアトピーの皮膚炎をコントロールして、少しずつアトピー完治に向かう

というアトピー治療の姿勢を取ると、

これまでアトピーを理由に出来なかったこと・辛かったことが、問題なく出来るようになっていきます。

すると、日々の生活がストレスの少ない楽しいものになり、アトピー改善の好循環に乗って行くことができます。

 

アトピーのせいでやりたいことを色々と我慢しているなぁ…

という場合には、↓のページがお役に立つかもしれません。

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