アトピーの脱ステロイド温泉療法はやめた方がよい重大な理由

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アトピー脱ステロイド温泉治療

温泉治療がアトピー改善に効果的なことはありますが、

脱ステロイドにチャレンジしながら温泉治療をすることは、実はかなり危険な行為です。

温泉をアトピー治療に活用する場合には、安全のためにいくつかの注意点を守る必要があります

 

この記事では、

  • 脱ステロイドと温泉治療の組み合わせがなぜ危険なのか?
  • アトピー改善のために温泉に入る場合に厳守すべき注意点とは?

というテーマについてお話したいと思います。


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1. 温泉治療で脱ステロイドにチャレンジしない方がよい理由

温泉に定期的に浸かることで、人によってはアトピーが劇的に改善することもあるそうです。

でも、脱ステロイドにチャレンジして皮膚炎が全身にある状態で、温泉治療を行うのは危険ですからやめた方が良いです

 

なぜ危険なのか?というと

温泉に含まれる細菌に感染して、アトピーが重症化することもあるうえ、敗血症などの全身的な合併症を起こすリスクがある

からです。

 

自宅のお風呂と異なり、温泉は不特定多数の人が入浴しますから、細菌の数がどうしても多くなってしまいます

そして、アトピー性皮膚炎が酷いときには、皮膚に掻き壊し・びらん面が多いですから、細菌が皮膚で繁殖しやすい状態になっています。

ですから、脱ステロイドに取り組んでいて皮膚炎が全身にある状態で温泉に浸かると、皮膚で細菌感染が起こりやすくなってしまうのです。

 

黄色ブドウ球菌などの「悪玉」細菌は、アトピー性皮膚炎の悪化に繋がり、皮膚で繁殖してしまった場合には病院で特別な処置を受けることが必要になります。

このように、アトピー性皮膚炎の状態が酷いときには、症状を改善させようとして温泉に浸かっても、かえって症状が悪化するリスクが常にあるわけです

 

また、皮膚の細菌感染以外にも、温泉でアトピーが悪化してしまう理由にはいくつかあります。

詳しくは↓をご覧ください。

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さて、アトピー肌で起こりやすい細菌感染は、問題はアトピーが悪化するだけにとどまらず、もっと重大な事態に繋がるリスクもあります

それは、

温泉に存在する細菌に危険な細菌が含まれている場合、その細菌が皮膚から体内に侵入して全身に広がり、全身的な重い症状を引き起こすこともある

ということです。

例えば、毒性の強い種類の溶連菌が温泉にいる場合、脱ステロイドで全身に重い皮膚炎がある状態で温泉に浸かると、コレが体内に侵入して繁殖してしまいます。

すると、敗血症などの合併症を引き起こしたり、身体の一部が壊死してしまうこともあります

実際、ステロイド外用薬を一切使わずに民間療法による脱ステロイドでアトピーを治そうとしていた女性が、温泉療法で劇症型A群レンサ球菌感染症を発症し、その後亡くなったという不幸な事故が起きています

事故の詳細は↓のページで確認することが出来ます。

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皮膚炎が重症化している状態で温泉療法を行うと、細菌感染が起こりやすいという点については、

…(前略)発症誘因として、副作用を心配しステロイドによる治療を自己中止し、皮疹が急激に悪化したためと述べている。

アトピー性皮膚炎患者が特別に溶連菌に対して免疫不全状態になっているということは考えにくく、不十分な皮膚炎の管理のため菌が浸入しやすい状態であった、と考える方が妥当である。

引用元:上記帝國製薬HP

のように、医師もその危険性を指摘しています

 

このような重大なリスクを考えると、

重症化してしまったアトピー性皮膚炎を温泉療法で治そうとするのは、本当に危険

と言えると思います。

 

温泉療法による脱ステロイドの辛さ・危険性については、こちらのページもとても参考になります↓

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2. アトピー治療で温泉湯治を活用する際の注意点

ここまで、脱ステロイドと温泉療法の組み合わせの危険性についてお話してきましたが、

そうは言っても、「温泉がアトピーに効く」と聞けば、試してみたくなるものです。

アトピー治療の一環で温泉療法を取り入れる際には、安全のために、以下のポイントを守ることが必要だと考えます

  • ステロイド外用薬による皮膚炎のコントロールをきちんと行う。
    ステロイドを使ったからといって温泉療法の効果が薄れることは無いです。
  • 皮膚炎が重症化しているときには温泉に入らない。
    上述のような細菌感染のリスクが大きいからです。
  • 入浴後には身体を洗う。
    細菌感染を防ぐためです。
  • 保湿もしっかりと行う。
    温泉による保湿効果だけに頼るのは危険です。

 

ステロイド外用薬を対症療法として使って皮膚炎を抑えながらでも、温泉の効能はきちんと得ることが出来ると考えるのが合理的です

「ステロイド外用薬を使ったアトピーの標準治療を行いながら、温泉療法も取り入れる」

というスタンスが最も安全で、また効果も高いと思います。

 

とにかく、アトピーを治すための温泉治療で皮膚細菌感染を起こしてしまっては元も子もないですから、細菌感染だけには十分に気を付けることが必要です。


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3. まとめ

温泉療法に限らず、脱ステロイドを目的とする民間療法・代替療法は、ステロイド外用薬を使いながらでも取り入れることが出来ます。

 

ステロイドは体内に毒として溜まっているから、まず脱ステロイドしてそれを体外に出さないとダメです!

という主張は、脱ステ業者がよく使う理論ですが、色んな意味で間違っています。

突っ込みどころはたくさんありますが、分かりやすい反論としては例えば、

ステロイド(副腎皮質ホルモン)はそもそも人体でも作られているが、それは毒なのか?

というものが挙げられます。

 

脱ステロイドを開始して皮膚炎が急激に悪化したとき、それを

ステロイドの毒が体外に出ている「好転反応」ですよ!

というのも、信じてはいけません

 

民間療法・代替療法の選択肢を全て除外するのも極端すぎますから、

ステロイド外用薬を使った標準治療と並行して、取り入れたいものは取り入れる

というスタンスが安全です。

温泉療法についても、このような取り入れ方が安全で、アトピーも悪化せずに改善も期待できると思います


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 Category: 脱ステロイド