【アトピー改善】掻き壊しを防ぐ爪の切り方・研ぎ方を画像で解説

 投稿日    最終更新日 2016/12/16

アトピー改善のための爪の手入れ

アトピーの方であれば、

  • 寝ている間に身体や顔を掻きむしって「掻き壊し」てしまう。
  • 日中でも痒みがひどいと、我慢できず掻きむしってしまう。
  • 朝起きたら、布団や枕が血だらけ・・・。

のような悩み・辛い経験がある場合が多いと思います。

アトピーじゃない人たちから見れば、

なんで血が出るまで掻くの?我慢すればいいじゃん。

というふうに映りますし、実際にそう言われることもあります。

しかし、

我慢できたら我慢してるわ!寝てる間はどうしようもないし!

というのが実際ですよね。

 

アトピーを改善していくためには、痒みを我慢したり、寝ている間に掻いてしまうのを防ぐ工夫をするに、出来ることが1つあります。

それは、

掻きむしってしまった時の皮膚のダメージを軽くする

ということです。

皮膚のダメージを軽くするためには、爪を常に短く・丸くキープしておくことが大切です。

そこで、この記事では

アトピー改善に必ず繋がる、爪の切り方・研ぎ方

について、画像付きで具体的にお話したいと思います。

この記事を読むと次のことが分かります
  • 爪の切り方・爪の長さの目安
  • 爪の研ぎ方と注意点
  • 爪の手入れを定期的に行うための工夫

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1. 爪を短く・丸くするとアトピーは確実に改善する!

爪を短く切り、断面が丸くなるように研ぐと、アトピーは確実に改善に向かいます。

それは、掻き壊し(掻爬:そうは)が、アトピーの方に共通するアトピー悪化原因の1つだからです(掻爬の悪影響については、日本皮膚科学会のガイドラインにも記載されています)。

1-1. 掻き壊し(掻爬)はアトピー悪化原因(影響大)

皮膚を掻き壊してしまうと、

  • 痒みが強いために掻きむしり、掻き壊してしまう。
  • 掻き壊した部分の皮膚のバリア機能が失われ、さらに痒くなる。
    ↓(かさぶたになった段階でさらに痒くなる)
  • 周辺の皮膚の痒みも強くなる。
  • その部分も掻きむしり、掻き壊してしまう。
    ↓(以下ループ)

のような流れで、アトピー悪化の悪循環にハマってしまいます。

ですから、掻き壊しはアトピーの方全員に共通するアトピー悪化原因の1つと言われているのです。

1-2. 掻き壊しを防ぐ方法は?

この「掻き壊し」を防ぐためには、痒くても掻かなければいいわけですが、そんなことは無理な相談です。

それが出来るのなら、この世からアトピー患者はいなくなるはずです。

では、どうすればいいのか。

 

痒みを抑えるために抗ヒスタミン薬を飲む方法もありますが、効果は「いまいち」と個人的には感じますし、出来る限りお薬は使わない方向でいきたいものです。

そこで実践して頂きたいのが、爪を短く・丸くキープするということです。

1-3. 爪の攻撃力を削げば、掻き壊しは防げる

爪の長さ・鋭さは、掻いてしまったときのダメージに直接的に影響します。

同じ強さで同じ時間(回数)掻いても、爪が短く・丸ければ、かなり傷になりにくくなります。

爪の長さと鋭さは「爪の攻撃力」と言え、これを下げれば、掻き壊しを防ぐ(程度を下げる)ことが出来ます。

爪を短く・丸くすることは、最も有効なアトピー改善策の1つであると個人的には考えています。

女性の場合には、オシャレの観点から爪を短くすることに抵抗を感じるかもしれませんが、アトピーの改善を優先させる場合には、是非実践して頂きたい対策です。

男性や子どもの場合には、「問答無用で」やるべき対策であると考えます。

2. アトピー改善策としての爪の手入れ、その具体的方法

掻き壊しを防ぐための爪の手入れのポイントは、全部で3つあります。

  • 爪の長さ
  • 爪の丸さ(断面の滑らかさ)
  • 爪の手入れの頻度

の3つです。

それぞれ、順番に見ていきましょう。

2-1. アトピーであれば爪の長さは「深爪」くらいでOK

一般的には、「深爪にしてはいけない」と言われています。

巻爪になったり、爪の周囲に炎症がおきたりするリスクが高まるからです。

また深爪の状態ですと、日常生活で不便を感じる場面がたまにあります。

セロハンテープを剥がしたり、パッケージの外装を剥がしたり・・・という時です。

しかし、爪に関連するトラブルは、起こっても適切に対処すれば治る「可逆性」のものですし、

日常生活の不便は我慢できるレベルです。

 

このような深爪の「デメリット」とアトピー改善という「メリット」を比較したとき、圧倒的に後者の方が大きいと感じるはずです。

その場合には、

爪の長さは「深爪レベル」でキープする

というルールを設定して、守ってみてください。皮膚炎の状態は、徐々にですが確実に改善に向かうはずです。

次に、具体的に爪をどれくらいの長さにすれば良いのか?について見てきます。

2-1-1. 爪を切るタイミングの目安

見たくない写真であることは重々承知しておりますが、説明の都合上、私の爪の写真を掲載致します。

【アトピー改善策】爪を切るタイミングの目安の長さ01まずは、爪を切る前の状態の写真がこちらです

爪の先端の白い部分が目立ち、爪の攻撃力が上がってきたと感じた段階で、爪を切るようにします。

おそらく、一般的な感覚では「短い」と感じるレベルの長さだと思います。

しかし、この長さの段階でも爪の攻撃力はかなりのものですから、早めに爪を切って攻撃力を削ぎ、掻き壊しを未然に防ぐのです。

2-1-2. 爪の長さの目安

次に、伸びた爪をどれくらいの長さまで切り揃えるか?についてです。

再び画像を載せますが、ご辛抱頂けると幸いです。

【アトピー改善策】爪の長さの目安01これくらいの長さまで短く切り揃えます。

だいぶ短く見えますし実際短いですが、これくらいの長さであれば、深爪による弊害は起こらないと思われます(私の場合は起こりません)。

爪を立てて肌に当てたときに、一番最初に爪ではなく指先の皮膚が肌に当たる、という感じの長さであればOKです。

爪を切る前の写真と同じ角度の写真も念のため載せておきます。

【アトピー改善策】爪の長さの目安02爪を切る際には、出来るだけ切れ味の良い爪切りを使うようにします(詳しくは後述)。

また、指1本につき4,5回に分けて切って、爪が出来る限り丸い弧を描くようなイメージで丁寧に切ります。

写真の爪の長さは、私の場合に最適な長さでして、あくまでも目安です。

長過ぎると爪の攻撃力が落ちませんし、短すぎると完全に深爪になってしまい痛みやトラブルが起こりかねません。

試行錯誤しながら、ご自分にちょうどよいバランスの短さを見つけることが大切だと思います。

2-1-3. 切れ味の良い高性能な爪切りを使いましょう

爪の攻撃力を下げるという観点からは、切れ味の良い高品質な爪切りを使う方が良いです。

100均で売られているような安物の爪切りでは切れ味が悪く、断面が綺麗にならず、爪の攻撃力が上手く落ちないからです。

長年同じ爪切りを使っている場合には、かなり切れ味が落ちている可能性があります。

そこまでこだわる必要もありませんが、↓のような日本製の評判の良い爪切りを用意してみると良いと思います。

さて、爪を短く切りそろえた後は、爪を滑らかに研いで(磨いて)いきます


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2-2. 爪を研いで滑らかにして攻撃力を下げる

【アトピー改善策】爪ヤスリで丁寧に磨く爪を切るだけでは、いくら爪の長さが短くても攻撃力は下がりません。

むしろ、断面が尖っている分だけ爪の攻撃力が増します。

ですから、爪を切った後には必ず爪ヤスリで研いで、断面を丸く・滑らかにしていきます。

の画像は、丁寧に研いだ後の爪です。

 

さて、爪を磨くにあたっては2つのポイントに気を付けるようにします。

  • 爪ヤスリの種類
  • 磨き方

の2つです。

2-2-1. 爪ヤスリは専用のものを用意する

爪切りにはヤスリが付属していることが普通ですが、

この付属のヤスリでは目が荒すぎて、爪の先端が滑らかになってくれません。

ですから、もっとキメの細かい専用のヤスリを用意します。

こんな感じのものです↓

爪ヤスリが荒すぎると滑らかになりませんし、細かすぎても磨くのに時間がかかり、頻繁に行う爪のお手入れが面倒に感じてしまうので良くありません。

ちょうどよい感じの「粗さ」の爪ヤスリがあればいいのですが、それをピンポイントで見つけて入手することは難しいです。

実際に使ってみないと分からないですし。

そういう意味では、粗さの異なる爪ヤスリのセットを用意するのが一番かと考えます。

また、通販では粗さがどの程度か分かりづらいので、ドラッグストアや雑貨屋さんで実際に見てみるとより確実です。

2-2-2. 1本1本、丁寧に爪を研ぐ

次に、爪の磨き方についてです。

爪の断面が滑らかになり、肌を引っ掻いても痛くないレベルまで丁寧に研いでいきます。

その際、

  • 指の下から爪ヤスリを当てるようにして研ぐ。
  • 爪の先端がなめらかな丸い弧になるように、まんべんなく研ぐ。
  • 力を入れ過ぎない。

というような注意点を守るようにします。

1本ずつ丁寧に研いだら、その度に腕の皮膚などを軽く引っ掻いて、爪の攻撃力が落ちているかどうかを確かめます。

爪の研ぎ方が良くないと、逆に爪が尖ってしまい攻撃力が上がってしまうこともあります。

言葉で説明するのは難しいので、実際に爪を研ぎながら試行錯誤して、ご自分なりの最適な研ぎ方をマスターするしかありません。

テクニックというと大げさですが、「どう磨けば爪の攻撃力が落ちるか?」を意識しながら、何回か爪を研げば、次第にコツがわかってくるはずです。

慣れないうちは時間がかかりますが、コツが掴めればそこまでの手間ではなくなります。

1本1本爪を丁寧に研ぐことで、アトピーは確実に改善していきますから、手間暇をかける価値はあるはずです。

2-3. 頻繁に爪の手入れをして、攻撃力を一定以下にキープする

ここまで、アトピー改善策としての爪の手入れの方法(切り方・研ぎ方)について見てきました。

この爪の手入れは、定期的に行わないとあまり意味がありません。

爪が伸びてしまえば、爪の攻撃力も上がってしまうからです。

 

どれくらいの頻度で爪切り・爪磨きをすればよいのか?ですが、

3~5日に1回程度

が目安になると思います。

上の方で載せた「爪を切る前の写真」くらいの長さになった時点で、爪の手入れを行えばOKです。

爪の伸びるスピードは個人個人で違いますし、年齢によってもおそらく異なりますから、一概には言えません。

「爪の攻撃力が上がってきたなー」と感じたら、その日のうちに爪の手入れを行うようにしましょう。

そうすることで、爪の攻撃力が常に一定レベル以下になり、掻いてしまった場合のダメージが小さくなって掻き壊しを防ぐことが出来ます。

結果、アトピー改善に繋がっていきます。

2-3-1. 「アトピー改善生活日記」に記録する

アトピーを治す(皮膚炎を出にくくする)ためには、ご自分のアトピー悪化原因が何か?ということを突き止めて、それを取り除いていくことが必要です。

そのためには、日々の生活や体調の変化と、皮膚炎の状態の変化を良く観察することが大切となります。

その際には、食事や間食の内容・皮膚炎の状態・排便の状態などを記録する、「生活日記」を付けると観察がやりやすくなります。

このような生活日記の1つの項目として、「爪の手入れ」も記録しておくと便利です。

最後に爪の手入れをしたのがいつ頃だったか、一目で分かるようになるからです。

 

日記をつけるのは少し大げさだし面倒だ、という場合には、カレンダーに印をつけるだけでも構いません。

爪の手入れを頻繁に・定期的に行うための工夫として、是非取り入れて頂きたいポイントです。

3. まとめ

最後に、この記事の内容を簡潔にまとめておきます。

  • 掻き壊し(掻爬)は、悪影響の大きいアトピー悪化原因。
  • 掻き壊しを防ぐためには、爪を短く・丸くキープする。
  • 「深爪」レベルに短く爪を切り揃える。
  • 専用の爪ヤスリで丁寧に爪を研ぎ、丸く滑らかにする。
  • 爪の手入れは頻繁に行う(3~5日に1回)。
  • 手入れの記録を日記やカレンダーにつける。

アトピーの悪化原因の多くは個人個人で異なり、このことがアトピー治療を難しくしていると言われています。

しかし、掻き壊し(掻爬)は、ほぼ全員に共通するアトピー悪化原因です。

そして、その悪影響の度合が大きい割には、取り除くのは結構簡単です。

爪の手入れを徹底して、掻き壊しというアトピー悪化原因を除去(軽減)すれば、アトピーは改善に向かうはずです。

「爪に関しては注意が足りなかった」という場合には、最優先で実践したい対策といえます。


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 Category: アトピー悪化原因の特定・除去