【皮膚炎改善】アトピー肌に有効な保湿剤選び4つのポイント

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保湿剤を使ってお肌をきちんと保湿してあげることは、

アトピー性皮膚炎を治していくために必要不可欠です。

逆に言うと、しっかりとした保湿を徹底すると、アトピー改善の速度は目に見えて速くなります。

しっかりとした保湿を徹底」するためには、

  • 保湿の回数(頻度)
  • 保湿のタイミング
  • 保湿剤の塗り方
  • 保湿剤の選び方
  • 保湿剤の使い分け方

などといったいくつかのポイントがありますが、

ここでは、

アトピー肌にも安心・安全で、アトピー改善に繋がる保湿剤の選び方

について、4つのポイント(条件)を挙げてお話したいと思います。

この記事を読むと次のことが分かります
  • アトピー改善に繋がる保湿剤の条件とは
  • 保湿剤選びの具体的なポイントとは
  • 使ってはいけない保湿剤の種類とは

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1. 保湿剤の有効成分でアトピーが治ることはない

最初に、「アトピー性皮膚炎の治療で保湿を行う目的とは何か?」について確認しておきます。

保湿の目的は、肌の乾燥を防いで皮膚のバリア機能を補うことです。

アトピー性皮膚炎の場合、遺伝的に肌の保湿能力が元々弱くて乾燥しがちである上、

肌に皮膚炎や掻き壊しがあるために、皮膚のバリア機能がかなり低下しています。

というか、「保湿剤を付けない状態では皮膚バリア機能は無いに等しい」くらいに思った方がよいくらいです。

皮膚バリア機能が弱っていると、体外の異物やアレルゲンが皮膚からそのまま体内に侵入してしまい、それがアトピー性皮膚炎の悪化に繋がってしまいます。

さらに言えば、

皮膚炎が悪化すれば、さらに皮膚バリア機能は低下して、さらにアレルゲンが侵入して皮膚炎が悪化する・・・

という悪循環に陥っていきます。

この乾燥の負のスパイラルに歯止めをかけるためにも、保湿剤をたっぷりと塗って、皮膚バリア機能を人工的に補ってあげる必要があるわけです。

 

・・・と、アトピーの方であれば常識レベルのことをクドクドとお話したのには、大きな理由があります。

それは、

保湿に「皮膚バリア機能を補うこと」以外の効果を求めない

ということが、効率的なアトピー治療のためにはとても重要になるからです。

 

アトピーに限らず、市販の保湿クリームや化粧水には、肌へのプラスαの効果を謳った色々な有効成分が含まれていることがほとんどです。

アトピー治療に関しても、「アトピー改善に効果的な」有効成分を含むとされる保湿クリームが、かなりの数市販されています。

一部の商品は1つ数千円~するような高額商品だったりします。

でも、このような「有効成分」が実際にアトピー改善に効果的である可能性は、かなり低いと考えた方が無難です。

むしろ、そのような成分が、肌への刺激を強めたりアレルゲンとなってしまう危険性の方が高いと私は考えます。

 

このように考えますと、

アトピー改善に本当に効果的な保湿剤の有効成分は何だろう?どんな保湿剤が良いんだろう?

のように、保湿剤の有効成分について手間と時間とお金を費やしても、それがアトピー改善に繋がることはまず無いと言えます。

むしろ逆に、アトピー悪化原因の特定除去という、アトピーを治すために本当に必要なコトにかけるエネルギーが無くなってしまい、アトピー治療の失敗や遅れに繋がってしまいます。

 

ですから、

保湿剤には、「アトピーを治す」有効成分は求めない

というスタンスを取ることは、アトピー治療の成功のためにとても重要なポイントとなります。

「当たり前の話を長々と・・・」のように思われたかもしれませんが、

「以前の私のように、アトピーを治すアイテム探しに無駄なエネルギーを使うことは避けてもらいたい」と思い、まず最初にこの点をお話致しました。


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2. アトピー改善に有効な保湿剤の4つの条件

アトピー性皮膚炎の治療の保湿では、

たっぷりと保湿剤を使って、頻繁に保湿してあげる

ことが大切です。

このためには、アトピー肌に使う保湿剤は

  • 刺激がないこと
  • 保湿力が十分にあること
  • 成分に食用油を含んでいないこと
  • 安いこと

4つの条件を満たしていることが必要です。

なぜこの条件なのか?具体的にはどういうことか?について、順番に見ていきます。

2-1. 刺激が無いこと

アトピー性皮膚炎が起こっている肌には、当然ですが掻き傷や炎症があり、バリア機能が大幅に低下(無い)状態になっています。

ですから、バリア機能の整った健康な肌では刺激を感じず問題なく使える保湿剤も、

アトピー肌では刺激になってしまうことが多いです。

保湿剤を塗る際に、少しでも「痛い!」「しみる!」のように刺激を感じるのであれば、その保湿剤はアトピー肌の保湿剤としては失格です。

なぜなら、アトピー治療のためには「たっぷりと頻繁に」保湿する必要がありますが、

毎回の保湿で痛みを感じてしまえば、保湿の頻度や保湿剤の使用量が少なくなってしまうからです。

人間は(というか動物は)、「痛みを避け、快楽を求む」という本能がありますから、

「痛い」保湿剤を継続的にきちんと使うためには、根性・理性が必要になってしまいます。

そして大抵の場合、根性や理性は「痛みを避けたい」という本能には勝てず、

痛いから保湿剤を塗りたくない。保湿しなくていいや。

のように、保湿の回数が減ってしまうわけです。

 

このように、アトピー治療を上手く進めるためには、「刺激の無い保湿剤」を使うことがとても大切になります。

そして、

掻き傷や炎症がある状態の皮膚に塗っても全く痛くない

この条件を満たす保湿剤は、数えるほどしか有りません。

 

アトピー肌でも痛くない保湿剤にはどんな製品があるか?

については、当サイトの記事をご参照いただくと分かります。

ご紹介している保湿剤以外でも、試しに買ってみたり、ドラッグストアの店頭にあるテスターや試供品を肌に塗ってみて、

実際に、「痛いか、痛くないか」をチェックすれば、アトピー肌に使えるかどうかを確認することができます。

 

「どんな成分が肌への刺激になって、どんな成分は肌に刺激にならないか」

という点について色々と調べるのは、やめたほうがいいです。

保湿剤の成分(化学物質)についての詳細を調べるのは、かなりの知識が必要ですから難しいですし、

「理論的には刺激にならない」場合でも、実際に肌に塗ってみて確かめない限り、本当のところは分からないからです。

当サイトでご紹介している保湿剤も、他の保湿剤も、

実際に試してみて、痛くないか確かめる

という一手間を必ず行い、継続的に使うようにして下さい。

市販の保湿剤で「傷に全くシミない」というものはほとんど無いですから、実際には「少ししみるけど我慢できる」とか「一瞬しみるけど、すぐに痛くなくなる」といった刺激感のレベルでも、合格としてもよいと思います。

そのレベルの刺激感の保湿剤であれば、ステロイド外用薬を適切に使って皮膚炎がある程度綺麗になれば、全くシミなくなるからです。

とは言え、「刺激が全くない」に越したことはありませんから、特にコダワリがない場合には、推奨する保湿剤を使うことをおすすめします。

2-2. 保湿力がしっかりあること

アトピーの皮膚炎が酷い状態の「肌の保水能力」は乏しく、皮膚の細胞が水分を保持することが出来まえせん。

保水能力のない肌に何も対処をせず放置してしまうと、みるみるうちに肌は乾燥していきます。

ですから、アトピー肌に使う保湿剤には、かなり高い保湿力があることが必要です。

 

保湿力が高い保湿剤の最低条件は「成分に十分な量の油分が含まれること」です。

化粧水のように、その成分の油分が含まれていないものでは、アトピー肌に塗っても、塗った途端に乾いていきます。

アトピー肌は保水能力が無い(乏しい)からです。

水分を皮膚に閉じ込めるためにも、水分の蒸発を防ぐための油分が必要になるのです。

 

かといって、ワセリンのように「油分だけ」という保湿剤を単独で使うことはおすすめできません。

アトピー肌にはもともと水分が少ないですから、水分も補給してあげる必要があるからです。

お風呂あがりであれば、肌には一定の水分が含まれていますから、入浴直後に素早くワセリンを塗れば、ある程度の水分は閉じ込めることが出来ます。

でも、肌の水分はお風呂を上がった瞬間からみるみるうちに失われていきますし、素早くワセリンを全身に塗る作業は意外と難しいですから、結果的にきちんと保湿が出来ないリスクが高まります。

「ワセリンだけしか使いたくない!」というコダワリが無ければ、ワセリンを単独で使うことは避けた方が安全です。

ワセリンにコダワリがある場合には、化粧水やローションタイプの保湿剤を先に塗って、まずは肌に水分を補給してあげてください。

このように考えますと、アトピー肌に使える保湿力の高い保湿剤とは、

油分が多めで、水分も含まれているタイプの保湿剤

となります。つまり、クリームやローションタイプの保湿剤です。

保湿剤に含まれる油分と水分のバランスによって、保湿力や使用感(塗りやすさ・伸びやすさ)は変わってきますが、

製品の成分表を見るだけでは、そのバランスを確かめることは難しいです。

ですから、刺激感と同様に、

実際に使ってみて保湿力を確かめる

というチェックが必要になります。

2-3. 成分に食用油が含まれていないこと

以上のように、アトピー肌に使う保湿剤には油分が含まれていることが条件となります。

そして、保湿剤の油分に関して、さらに1つの条件があります。それは、

含まれる油分の中に、食用油が含まれていない

というものです。

保湿剤に含まれる食用油が、その食用油に対する食物アレルギーの原因となるリスクが指摘されているからです。

保湿剤の食用油でアレルギーを発症する仕組みは、

  • 炎症のある皮膚のバリア機能は弱っていて、異物が体内に簡単に侵入してしまう。
  • 保湿剤成分の食用油に含まれるタンパク質も体内に侵入する。
  • 身体の免疫がそのタンパク質を「異物」と認識し、抗体を作る。
  • その食用油を食べたときに、アレルギー反応が起きてしまう。

というものです。

食用油は普段の食生活で頻繁に口にしますから、このような新たな食物アレルギーの発症は避けなくてはなりません。

ですから、保湿剤の油分として食用油が含まれているものは避けたほうが安全と私は考えます。

ただ、保湿剤に含まれる食用油(アーモンド油やピーナッツ油、オリーブオイル等)は、その製造過程で精製され、原料に含まれるタンパク質は除去されていることが通常です。

ですから、そこまで神経質になる必要もないのかもしれません。

でも、食用油を使っていない保湿剤が存在する以上、そちらを使った方が安心・安全なのは確かだと思います。

2-4. 価格が安いこと

アトピー肌に使える保湿剤の条件、最後の1つは

価格が安いこと

です。

冒頭でもお話しましたが、アトピー治療では、たっぷりと保湿剤を使い、頻繁に肌を保湿してあげることが必要になります。

このように「たっぷりと・頻繁に」保湿するためには、

金銭的負担を感じることなく保湿剤をガンガン使えることが大切です。

もちろん、収入・支出の状況は個人個人で違いますから、金銭的負担に感じるかどうか?は一概には言えません。

しかし少なくとも、例えば、1つ2,000円以上するような保湿剤は、一般的に金銭的負担に負担となるはずです。

1週間で2,000円する保湿剤が1本無くなっていくとしたら、私であればゾッとします(ケチだから)。

同じ条件・性能の保湿剤があるのであれば、安い保湿剤を使うに越したことはありません。

価格の安さだけでいえば、健康保険が適用される病院処方の保湿剤が圧倒的に優れています。

3. まとめ

以上のように、アトピー治療では

  • 刺激がない(傷にしみない)
  • 保湿力が十分にある(水分と油分のバランスがよい)
  • 成分に食用油を含まない
  • 安い(高くない)

という条件を満たす保湿剤を使うことが大切です。

少なくとも、肌に塗るとしみる・痛い保湿剤を使っている場合には、

刺激の無い他の保湿剤に変えることをおすすめします。

その保湿剤の刺激が、アトピーの悪化原因になっている可能性があるからです。


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