【イラスト解説】ステロイド軟膏の正しい塗り方・伸ばし方

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ステロイド塗り薬でしっかりと皮膚炎を鎮めるためには、

  • ステロイド外用薬の強さ
  • 塗る量
  • 塗り方・伸ばし方
  • 塗る回数・タイミング

といったポイントを抑えることが大切です。

今回の記事では、ステロイド軟膏の塗り方について詳しくお話したいと思います。

塗り方が良くないと、同じ量のステロイドを塗っても、思うような効果が得られないこともあります。

ステロイド軟膏の塗り方・伸ばし方をマスターして、皮膚炎を早く・きちんと綺麗にしていきましょう。

この記事を読むと次のことが分かります
  • どうしてステロイド軟膏の塗り方が大切なのか?
  • NGなステロイドの塗り方
  • 正しいステロイドの塗り方

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1. ステロイドの塗り方が大切となる理由

アトピー性皮膚炎をきちんと綺麗にするためには、ステロイド外用薬をきちんと使うことが必要です。

「きちんと使う」とは、十分な量の軟膏を正しく伸ばすということです。

塗る量が不十分だったり、塗り方が不適切だったりすると、皮膚炎がなかなか良くならない!ということになりかねません。

そうなると、アトピーの皮膚炎が慢性化してしまったり、ステロイド外用薬に対する不信感を抱いて、無謀な脱ステロイドにチャレンジしてしまう・・・のような事態になる可能性も出てきてしまいます。

若干大げさに感じるかもしれませんが、

ステロイド外用薬のきちんとした塗り方をマスターしておくことは、こういうリスクを抑えることに繋がります。

だから大切なのです。

2. ステロイド軟膏の正しい塗り方・NGな塗り方

ステロイド軟膏をきちんと塗るとは、「炎症部分にステロイドをきちんと載せる」ということです。

こう聞くと、

皮膚炎の部分にステロイドを塗ればいいんでしょ。やってるよ。

のように思うはずです。

でも、ただ単に皮膚炎の部分に塗るだけでは、炎症部分にステロイドはうまく行き渡りません。

それは、皮膚の炎症部分は他の部分に比べて盛り上がっているからです。

2-1. 皮膚の炎症部分は盛り上がっている

皮膚炎の患部を注意深く触ってみると分かりますが、炎症が酷い部分は、若干盛り上がっているはずです。

ですから、「出来る限り少ない量で、薄く伸ばすように」塗ってしまうと、盛り上がった部分にステロイドが付着せず、患部にステロイドが行き渡らないことになります。

ここで、アトピー性皮膚炎の湿疹の部分を拡大したイメージ図を見てみましょう。

アトピー性皮膚炎の湿疹小学生レベルのイラストしか描けないのが残念で仕方有りませんが、ご辛抱下さると幸いです。

さて、イラストを見ると分かりますように、湿疹の部分は小山のように盛り上がっています。

ですから、この盛り上がった部分全体にステロイド軟膏が行き渡るように塗ってあげるのがポイントになります。

2-2. 炎症部分にステロイドをきちんと載せる

ステロイド軟膏の塗り方NGのようにステロイド軟膏を薄く伸ばすように塗ってしまうと、この盛り上がった部分にステロイドがきちんと届かない事になります。

これでは、湿疹がなかなか治らない、という結果になってしまいます。

ですから、盛り上がった炎症部分にもステロイドを載せるように、軟膏を塗ってあげるようにします↓

ステロイド軟膏の正しい塗り方このように塗れば、盛り上がったアトピーの湿疹部分にも、きちんとステロイドが行き渡るようになります。

このような状態になるようにステロイド軟膏を塗るためには、いくつかのポイントを抑えることが必要です。

次に、ステロイド軟膏の正しい塗り方について、その具体的なポイントをお話します。

2-3. ステロイド軟膏の塗り方のポイント

湿疹の盛り上がった部分にもステロイドをきちんと載せるためには、

  • 十分な量のステロイド軟膏を出す
  • 力を入れずに丁寧に伸ばす

というポイントを抑えればOKです。

まず、ステロイド軟膏の量が少なすぎると、いくら丁寧に塗っても、盛り上がった部分をカバーすることが出来ません。

十分な量のステロイド軟膏をチューブから出して、塗ることが必要です(十分な量とはどれくらいか?については後述します)。

次に、ステロイド軟膏を伸ばす際に力を入れてしまうと、上で掲載した「☓」イラストのように、盛り上がった湿疹部分にステロイドが上手く載りません。

ですから、軟膏を伸ばすときには

  • 力を入れない
  • 擦り込むようにしない
  • 手で伸ばしてから塗らない

という注意点を守ることが大切になります。

ボディクリームなどの場合、手である程度伸ばしてから身体に塗るのが普通かもしれません。その方が塗るのが簡単だからです。

しかし、ステロイド軟膏の場合は、手で伸ばしてから塗ってしまうと、盛り上がった部分にきちんとステロイドが付着しません。

ですから、必要な量の軟膏を出したら、それを患部にチョンチョンと分けて付けて、それを全体に丁寧に伸ばしていくという手順で塗るようにします。


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3. ステロイド軟膏を塗る手順

さて、ステロイド外用薬を塗る際の手順全体についても、ここで整理しておきたいと思います。

  1. 軟膏を塗りたい患部の皮膚の面積が、手の平何枚分か?を確認する。
  2. それに応じたステロイド外用薬の量(FTU数)を計算する(割り算)。
  3. 計算した量のステロイド軟膏をチューブから出す。
  4. 出した軟膏をエリア内の何箇所かにチョンチョンと付ける。
  5. それを力を入れずに丁寧に伸ばす。

というのがステロイド軟膏を塗る手順です。

皮膚炎を治すために十分かつ適切な量の軟膏はどれくらいか?という点については、

フィンガー・チップ・ユニット(FTU:Finger Tip Unit)という単位を使うと分かりやすくなります。

大人の人差し指の先端から第一関節まで、軟膏をチューブから絞り出した量=1FTU

という風に決まっていて、1FTUの量で、大人の手のひら2枚分の面積の皮膚を塗ることが出来るとされています。

ステロイド外用薬の塗る量の目安や、FTUについての詳細は↓の記事で解説していますので、ご活用ください。

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十分な量のステロイド軟膏をチューブから出したら、上述のように、力を入れずに・擦り込まないよう気をつけながら丁寧に伸ばしていけばOKです。

以上が、ステロイド外用薬を塗る手順です。

4. まとめ

ステロイド外用薬を使う時、「ステロイドは怖いもの」という考えから、

出来るだけ少ない量を、出来る限り薄く塗る

という間違った塗り方をしてしまいがちです。

以前の私もこのような間違った塗り方をずっとしていました。

ステロイド軟膏の正しい塗り方について知り、十分な量を正しい塗り方で塗れるようになってから、アトピー性皮膚炎が治まるスピードは目に見えて上がりました。

ステロイドを塗っているのに、なかなか綺麗にならないんですけど・・・

という場合には、ステロイド軟膏の塗り方を見直してみることをおすすめします。

その前に、そもそもステロイド外用薬が怖い!という場合には、ステロイド外用薬の副作用について知ることで、必要以上に恐怖心を抱くことはなくなるはずです。

ステロイド外用薬の副作用については、↓の記事で詳しくまとめておりますので、是非ご参照下さい。

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