頭皮のアトピーの治し方。お薬・保湿剤・予防法を詳細解説

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頭皮のアトピー性皮膚炎の治し方

頭にアトピー性皮膚炎が出ると、結構辛いですよね。

痒いし、フケがたくさん出るし、シャンプーが痛いし…

みたいな感じで、かなりのストレスになってしまいます。

また、フケが洋服にかかってしまっていたり、頭を人前で掻いてしまったりすることは、他人の印象も悪くしてしまいます。

ですから、頭皮のアトピーは出来るだけ早く治したいものです。

そこでこの記事では、

  • 頭皮のアトピー性皮膚炎の治し方・治療手順
  • 頭皮のアトピーを再発させないための注意点

についてお話したいと思います。


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1. 頭皮のアトピー性皮膚炎の治し方

頭皮のアトピー性皮膚炎を治すための手順は、他の部位の治し方と基本的には変わりません。

つまり、

  • ステロイド外用薬を使ってきちんと皮膚炎を鎮める。
  • 乾燥しないように保湿剤をしっかり使う。
  • 皮膚炎が出ないようにするための対策を打つ。

という流れです。

ただ、他の部分の皮膚と違って、頭皮は髪の毛で隠れているため、ステロイド外用薬や保湿剤の使い方が少し違います。

また、頭皮の皮膚炎を出にくくするための注意点のなかには、頭皮に特有のものもあります。

順番にご説明していきます。

1-1. ローションタイプのステロイド外用薬をきちんと使う

まず、頭皮に湿疹・痒みが出ている場合、ステロイド外用薬をきちんと使わないとなかなか治りません。

逆に言えば、ステロイド外用薬を適切に使えば、頭皮のアトピーは1週間くらいで綺麗に治るはずです。

ステロイド外用薬の種類には、その基剤のタイプによって、「軟膏」「クリーム」「ローション」の3つのタイプがありますが、

頭皮のアトピー性皮膚炎の治療には、ローションタイプのステロイド外用薬を使います。

ドラッグストアで売っているステロイド外用薬は軟膏タイプですから、ローションタイプのステロイド外用薬は病院で処方してもらいましょう。

 

顔面や首と異なり、頭皮に関してはステロイド外用薬の副作用はそこまで心配する必要は無いと考えます(お医者さんに聞いてもそう答えるはずです)。

というのも、頭皮のアトピーは短期間で治るため副作用の発現リスクが小さいうえ、仮に副作用が皮膚に現れても髪の毛で隠れるため、少なくとも見た目上は問題にならないからです。

皮膚科で処方されたローションタイプのステロイド外用薬をたっぷりと使って、短期間で皮膚炎を鎮めることが大切です。

ステロイド外用薬を使う際には、皮膚科医の指示に従って、用法用量を守るようにします。

 

私の場合、

  • ミディアム(マイルド)クラスのステロイド外用薬
  • 朝夕2回塗る

という感じで、2週間くらい使い続けた結果、頭のアトピーに関してはほぼ完全に治りました。

湿疹・痒みが無くなったあとは、後述するような皮膚炎予防策を取れば、頭皮のアトピーに悩むことはなくなりました。

皮膚科医の指示にもよりますが、1日2回外用する場合には、朝塗る前にシャワーを浴びて頭皮を清潔な状態にしてから塗るようにするのばベターです。

 

また、「ステロイド外用薬は怖い!」とチョビチョビ使うことはNGです。皮膚炎が慢性化して、結果的にステロイドの使用量が多くなってしまいます。

  • 皮膚炎を治すのに十分な強さのステロイド外用薬を使う。
  • 十分な量をたっぷりと使う。
  • 自分の判断で勝手に止めない。

というポイントを守るようにしましょう。

ローションタイプの場合、頭皮に塗るときに思ったよりもたくさん出てきますから、「塗る量が少ない」ということは起こりづらいと思います。

気を付けるのは、

痒くなくなったから、塗らなくていいや。

のように、自分の判断で塗るのをやめないようにすることです。

痒みが取れて見た目上皮膚炎が治ったように感じても、その時点では皮膚の下には炎症がしっかりと残っています。

その炎症も含めて治るまで、きちんと塗り続けることが大切です。

ステロイド外用薬をいつまで塗るのか?という点については、基本的には皮膚科医の指示に従えばOKですが、その判断の仕方や目安に関しては↓の記事でまとめています。ご参照ください。

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1-2. 透明なローションタイプの保湿剤で保湿する

ステロイド外用薬を塗っている段階では、ステロイドのローションに保湿作用がありますので保湿剤は使わなくても問題はありません。

皮膚炎が治って、ステロイド外用薬を塗るのを止めた段階から、保湿剤で頭皮の乾燥を防ぐようにしていきます。

一般的な保湿剤では、髪の毛についてしまって頭皮にきちんと塗ることができません。

そこで活用したいのが、ローションタイプの保湿剤です。

ローションタイプの保湿剤の中でも、透明なタイプがおすすめです。髪の毛についてしまった場合でも、見た目を損なわないからです。

透明なローションタイプの保湿剤には色々とありますが、一番のおすすめは

ビーソフテンローション

という保湿剤です。

これはヒルドイドローションという保湿剤のジュネリック医薬品で、皮膚科で処方してくれます(保険適用)。

皮膚科で処方されるときには「ヒルドイドローション」ですが、薬局で「ジェネリックのビーソフテンローションにしてください」と言えば、貰うことができます。

市販のローションタイプの保湿剤ですと、刺激になったりシミたりしますが、ビーソフテンローションの刺激はほぼゼロですから、安心してたっぷりと使うことが出来ます。

 

保湿するのは、朝・夜の1日2回が原則です。

清潔な状態にした皮膚に、たっぷりとローションを塗って頭皮の乾燥をしっかり防ぐようにします。

日中も、皮膚が乾燥してきて痒みが出てきたりしたら、こまめにローションを塗って保湿します。

乾燥は頭皮の痒みの主原因ですから、保湿を徹底的に行うことで痒みは減って、皮膚炎の再発防止に繋がります。

1-3. 爪を短く・丸くキープする

頭皮に炎症が残っている段階では、かなり痒みが強いと思います。

この段階では、気をつけても無意識に頭を掻いていることが多いはずです。

これを無くすのは難しいですが、掻いてしまったときの頭皮のダメージを軽減することは出来ます。

そのために行いたいのが、

爪を短く・丸くキープする

ということです。

頭皮のアトピー改善に限らず、アトピーを治していくためには超重要なポイントです。

ただ爪を短く切るだけではダメで、アトピー改善に特化した爪の切り方・磨き方というものがあります。

これを確実にマスターしておくとアトピー改善に確実に繋がりますし、アトピーの再発予防の観点からもとっても大切です。

詳しくは↓の記事をご参照ください。

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2. 頭皮にアトピーを出さないための注意点

ここまでの手順を踏めば、頭皮のアトピーはストレスに感じないレベルまでしっかりと治るはずです。

その後は、再び頭皮にアトピーが出ないようにいくつかの注意点を守って予防することが大切です。

その注意点について、簡潔にまとめてみたいと思います。

2-1. 毎日きちんと髪を洗う

まず、毎日お風呂で髪の毛・頭皮をきちんと洗うようにします。

当たり前だろ!というツッコミが入ると思いますが、頭皮のアトピー悪化のキッカケになることが多いのは、実はコレだと私は考えます。

身体のアトピーが酷い場合、お風呂は辛いですよね。石けんはしみるし、シャワーのお湯さえ痛く感じてしまいます。

ですから、お風呂が億劫になってしまいがちで、そこに疲れや眠気が加わった場合、

今日はお風呂はいいや…。パスで。

という感じで、お風呂に入らず寝ることって、ごくたまにあるのではないでしょうか。

きちんと頭皮を洗わないと、痒みや湿疹に繋がりますから、これが頭皮のアトピー再発のキッカケになってしまうのです。

 

同じような理由で、「髪の毛は毎日洗わない方がよい」という説・考え方がありますが、アトピー予防の観点からはオススメしません。

このように、「毎日きちんと頭皮・髪を洗うこと」は頭皮のアトピー予防の前提となる大事なポイントとなります。

2-2. シャンプーはアトピー肌に優しい低刺激なものを使う

ドラッグストアに並んでいるような一般的なシャンプーは、頭皮のアトピーを悪化・再発させてしまいます。

アトピー肌にも使える、低刺激なものを使うようにします。

  • 頭皮のアトピーが酷いときには「キュレル」のシャンプーを使う。
  • アトピーがある程度治ったら、シャボン玉石けんのシャンプー&リンスを使う。

といったシャンプーの選び方・使い方がおすすめです。

シャボン玉石けんのシャンプーは確かに低刺激なのですが、リンスを併用しないと髪の毛のキシミが気になります。

このリンスの主成分はクエン酸でして、頭皮に湿疹がある段階では少しシミて刺激となり、かえってアトピーを悪化させる危険性があります。

ですから、頭皮のアトピーが治るまでは、市販のシャンプーのなかでも最も低刺激な「キュレル」のシャンプーを使い、ある程度治った段階からシャボン玉石けんシャンプー・リンスに切り替えていく感じが良いと思います。

キュレルが気に入った場合、それを使い続けてももちろんOKです。

 

とにかく、余計な成分がたくさん入った、一般的なシャンプーだけは使わないようにしましょう。

また、シャボン玉石けんシャンプーを使う場合を除いて、コンディショナーやリンスは使わない方が安全です。

アトピー肌に特化したシャンプー・ボディーソープ・石けんの選び方については、↓の記事が参考になると思います。

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2-3. 整髪料や帽子に気を付ける

頭皮のアトピーを悪化させる原因の1つが、整髪料です。

特に、ドラッグストアに並んでいるようなワックスタイプの整髪料は、頭皮に付着してそこからアトピーが悪化・発症する危険性が高いです。

頭皮のアトピー予防のためには、

  • ジェルタイプの整髪料を使う。
  • オーガニックヘアワックスを使う。

といった対策が有効です。

髪型によってはジェルは使えないケースもありますから、その場合には天然油脂が主成分のヘアワックスを使うのがおすすめです。

オーガニックヘアワックスの中には、保湿剤としても使えるような低刺激なタイプがあり、コレなら頭皮の皮膚炎の原因になることはまず有りません。

アトピー肌に特化した整髪料については、↓の記事で詳しく取り上げています。

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また、帽子を毎日被っている場合、それが頭皮のアトピーの原因となっている可能性があります。

帽子によって頭皮が蒸れたり、帽子に染みこんだ汗が皮膚への刺激となるからです。

お子さんや、職業柄帽子を日常的にかぶる場合には、定期的に帽子を脱いで蒸れないようにする、頻繁に帽子を洗濯して清潔を保つ、といった対策が必要になります。

2-4. 保湿を徹底する

上でもお話しましたが、頭皮の乾燥はアトピーの大きな原因の1つです。

皮膚炎がなく痒みがないようなときでも、乾燥予防のためにローションタイプの保湿剤を塗って、きちんと保湿してあげることが大切です。

少々面倒でも、ローションタイプの保湿剤で頭皮の保湿を徹底してあげることが、アトピー再発予防になります。

2-5. 頭を掻かないための工夫をする

爪を短く・丸くキープして爪の攻撃力を削いでおくことが大切ですが、そもそも掻かないようにすることも大切です。

皮膚炎が鎮まった段階では痒みもほぼ消えているはずですが、それでも頭を掻いてしまうことがあると思います。

言わば、頭を掻くことが癖になっているのだと思います。

このときの皮膚へのダメージが、頭皮のアトピー再発のキッカケとなる危険性がありますから、この癖は少しずつ直していくようにします。

そのためには、ご自分がどのような時・状況で頭を掻くのか、それを把握することからはじめましょう。

例えば、私の場合、

  • 家族と口論となったとき
  • 眠いとき
  • 朝起きた直後
  • 仕事でストレスが溜まったとき

などに頭をポリポリ掻いてしまう癖があります。

痒くはないので、「掻いてしまっている」と気づけば、途中で止めることができます。

コレを繰り返すことで、徐々に掻き癖は改善されていくはずです。


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3. まとめ

以上が、頭皮のアトピーの治し方・手順と予防のための注意点となります。

まずは、皮膚科に行ってローションタイプのステロイド外用薬と保湿剤を手に入れることから始めるようにします。

用法用量を守ってきちんと使えば、短期間で皮膚炎はよくなり、ストレスは無くなるはずです。

その後は、シャンプー・整髪料をアトピー肌に最適なものに変える、爪を短く丸くキープする、掻き癖を軽減する、などの対策を取っていけばアトピーは出にくくなっていきます。

他の部分の皮膚炎に比べて、頭皮のアトピーへの対処法は比較的簡単だと個人的には感じます。

まずは、ここでご紹介した内容をご参考に治療に取り組んでみてください。

ご参考になれば幸いです。


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