【アトピー治療】良い皮膚科医・ダメな皮膚科医の見分け方

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アトピー治療では、かかりつけの皮膚科医が良い医者か?ダメな医者か?というポイントがかなり重要となります。

自分一人ではきちんとしたアトピー治療は出来ませんし、かといってダメな医者に頼ってしまうのも危険です。

やはり、優秀な皮膚科医・相性の良い皮膚科医をかかりつけ医にした方が、アトピー治療はより効果的・効率的・安全なものになります。

そこでこの記事では、

  • 優秀な皮膚科医とダメな皮膚科医の見分け方
  • 良い皮膚科医の探し方・見つけ方

についてお話したいと思います。


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1. 理想的なアトピー治療の皮膚科医とは?

まず、「アトピー患者にとって理想的な皮膚科医とはどんな医者か?」という点について考えてみることにします。

そのために、アトピー治療の皮膚科医を3つのタイプに分類することから始めます。

1-1. アトピー治療の皮膚科医には3種類いる

アトピー治療を行う皮膚科医には、大きく分けて3種類います。

それは、

  1. ステロイド外用薬を処方するだけの皮膚科医
  2. 脱ステロイドを患者にすすめる皮膚科医
  3. ステロイド外用薬による対症療法と同時に、アトピー改善のための生活指導を行う皮膚科医

の3つのタイプです。

ほとんどの皮膚科医は1. のタイプだと思います。

「毎回の診察で皮膚の状態を見て、必要なステロイド外用薬を処方して終わり」という皮膚科医です。

ステロイド外用薬による対症療法だけではアトピーは治りませんから、このタイプの皮膚科医の言うことに従っているだけではダメです。

ご自分で、アトピーの皮膚炎を出にくくするための生活改善を行う必要があります。

でも、かかりつけ医が1. のタイプだと、生活改善についてのアドバイスはほとんど貰えませんから、自力で情報収集や実践を行わなくてはなりません。

 

次に、2. のタイプの皮膚科医ですが、脱ステロイドをすすめる医者をかかりつけ医にすることは避けた方がよいです。

脱ステロイドを行うこととアトピー改善の間には何の関係も無いですし、脱ステロイドによるアトピー治療が成功する確率は極めて低いからです。

そして、重要な事は、脱ステロイドでアトピーが重症化した場合、かかりつけの皮膚科医が責任を取ることは決して無いということです。

アトピーが重症化して身体的にも精神的にも追いつめられたとき、結局はステロイド外用薬を処方する皮膚科医の元に戻ることになり、脱ステ皮膚科医の治療は終了するからです。

残る皮膚科医は3. のタイプですが、このタイプの皮膚科医がアトピー患者にとって理想となります。

1-2. 生活改善の指導・アドバイスをしてくれる皮膚科医が理想

アトピー治療では、

ステロイド外用薬を処方して適切な使い方について指導してくれ、なおかつ、皮膚炎を出にくくするための生活改善についてのアドバイスをしてくれる皮膚科医

が、ベストです。

つまり、上の3種類のうち、アトピーの標準治療をしっかりと実践する3. のタイプの皮膚科医です。

アトピー性皮膚炎の「標準治療」とは、

  • ステロイド外用薬の使用(薬物療法)
  • スキンケアの徹底
  • アトピー悪化因子の検索・除去

の3つのポイントを抑えたアトピー治療のことを言いますが、ほとんどの皮膚科医は一番下の「アトピー悪化因子の検索・除去」のための指導をしていません。

つまり、「どうすれば皮膚炎が出なくなるのか?」という疑問に答えるアドバイスをしてくれないのです。

もちろん、限られた診察時間の中で、患者個人個人で異なるアトピー悪化原因を見つけ出し、それを取り除くための生活改善のやり方を指導するのはかなり難しいです。

でも、本当に「患者のアトピーを治す」と考えている皮膚科医は、アトピー患者の生活改善のための指導を少しでも行っています。

3. のタイプの皮膚科医が、本当の意味でのアトピー標準治療を実践している医者と言えます。

2. 良い皮膚科医の条件とは?

ここまで、理想的なアトピー治療の皮膚科医についてお話してきましたが、このような名医はかなり少数です。

インターネットを活用すれば、生活改善の指導をしっかりと行う標準治療を実践している理想的な皮膚科医を探しだすことが出来るかもしれません。

しかし、現実問題として、自宅や勤務先・学校の近くにその病院・診療所があるとは限りません。

アトピー治療では、定期的に(頻繁に)皮膚の状態を皮膚科医に診てもらうことが大切です。

そういう意味では、通院することが負担にならない近くの皮膚科医でないと基本的にはダメです。

ですから、理想的な皮膚科医(名医)でなくても、一定の条件を満たす「良い皮膚科医」であれば満足してかかりつけ医にすることが現実的です。

 

では、アトピー治療の「良い皮膚科医」の条件とはどのようなものなのでしょうか?

ここでは、箇条書きでその条件をまとめてみます。

  • 治療方針・治療の見通しについてしっかりと説明してくれる。
  • ステロイド外用薬の使い方やスキンケアの方法について、しっかりと指導してくれる。
  • 毎回の診察で皮膚の状態をきちんと診てくれる。
  • こちらが求めれば、生活改善についての的確なアドバイスをくれる。

といった条件は、最低限満たすことが必要です。

「アトピー悪化原因の除去のための生活改善は、自分でやる!」と決めて、医者には最低限の役割を担ってもらうというスタンスです。

3. 良い皮膚科医・ダメな皮膚科医を見分ける質問集

↑のような「良い皮膚科医」の条件を満たしているかどうか?を見極めるためには、いくつかの診察の際にいくつかの質問をすればOKです。

その質問とは、

  1. 私のアトピーは治りますか?どのような手順で治すのですか?
  2. ステロイド外用薬はいつまで使えばよいですか?
  3. 注意すべきステロイド外用薬の副作用について教えて下さい。
  4. アトピーの皮膚炎を出にくくするためには、どういうことに気をつければよいですか?

1.の質問に対して、「治りますよ。」とか「生活に支障が出ないレベルには必ず治ります」といった回答であればOKです。

その際に、具体的な治療手順やだいたいの治療スケジュールについて示してくれるとなお良いです。

次に2. の質問に対しては、「見た目上皮膚炎が綺麗になってもしばらくは塗って下さい」とか「毎回の診察時に皮膚炎の状態を診て、私が決めます」といった回答ならOK。

「赤みが取れたら/痒みが取れたら、止めてよいですよ」といった回答はNGです。

3. のステロイド外用薬の副作用についての質問に対して、いくつかの皮膚への局所的な副作用についてきちんと説明してくれればOK。

「副作用の心配は要りませんよ。」的な回答であれば、NG。その場合には、「本当ですか?例えば、○○の副作用は起こらないのですか?」というふうに、突っ込みましょう。

ステロイド外用薬の副作用については、↓の記事にまとめていますのでご活用ください。

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マウスを合わせて記事説明文が表示。記事は別タブで開きます。 タイトルをタップで記事説明文が表示。再度タップで別タブで開きます。

最後に、4. の質問に対して、アトピー改善に繋がる食生活の例やスキンケアの徹底など、アトピーの悪化原因を何種類か挙げてきちんと説明してくれればOK。

逆に、ほとんど回答できなかったり、「やっぱりストレスが一番大きいですねー」とか「生活は変える必要はありませんよ」などといった回答はNGです。

以上のような質問を皮膚科医に投げかけてみて、帰ってきた答えによって「良い皮膚科医」かどうかを判断しましょう。

4. アトピー治療をもっと効果的にする診察の受け方と注意点

さて、良い皮膚科医が見つかったとしても、診察の受け方が良くないと、アトピー治療は上手く行かなくなってしまいます。

アトピー治療で皮膚科を受診する際には、守るべきいくつかの注意点があります。

  • 診察時間を気にしない。
    → 混んでいて忙しそうでも、時間を気にせず相談や質問を積極的に行いましょう。
  • 遠慮せずにいろいろと相談する。
    → 「こんなこと聞いたら変かな?怒られるかな?」とか考える必要はありません。気になることは何でも質問・相談しましょう。
  • 皮膚炎の部分は全て見せる。
    → 体幹部に皮疹がある場合には服を脱ぎ、そこも見せるようにします。そうしないと、ステロイドの強さを間違えたり、副作用の兆候を見逃すことに繋がります。
  • 質問したいこと、相談したいことは事前にメモ帳に書いておく。
    → 質問をする際には「○個だけ聞きたいことがあります。」と言って切り出しましょう。
  • ステロイド外用薬の強さ・塗る部位・回数・量・塗り方を確認する。
    → 皮膚炎の状態によって変わりますから、その都度確認しましょう。
  • 疑わしいと思うアトピー悪化原因について相談する
    → 医師の意見を聞くことで、それが悪化原因なのかどうかハッキリすることもあります。

「皮膚炎を出にくくする生活改善は自分で調べて自分でやる!」というスタンスでも、皮膚科医に皮膚を診てもらうことは必要不可欠です。

皮膚炎の状態によって、ステロイド外用薬の強さ・回数などを調整することがありますし、皮膚に副作用の兆候が出ていないか確認してもらう必要があるからです。

「ただステロイドをもらいに行く」

という使い方ではなく、

「アトピー改善のために皮膚科医をフル活用する!気になることは全て聞く!」

というスタンスがおすすめです。


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5. 医者はあくまでも「ツール」と考える

医師は人命を救ったり病気を治したりする尊い職業ではありますが、患者の立場からは「ツール」・「道具」として医者を捉えた方がよいです。

例えば、同じ士業である弁護士や公認会計士・税理士などに全面的な信頼を寄せて、人生を委ねるということは無いと思います。

使えない弁護士であれば、他の弁護士に依頼するまでの話だからです。

このように、弁護士や税理士の場合、私たちは意識せずとも彼らを「ツール」として捉えています。

 

一方、医師の場合、「先生の言うことは全て守らなくては」とか「この先生に病気を治してもらうんだ」といった姿勢になりがちです。

つまり、医師は病気を治すためのツールではなくて、「病気を治してくれる有り難い人」のように考えてしまうということです。

このような考え方がいけないのは、病気を治す主体が自分ではなく医者になってしまっている点です。

特にアトピーの場合、改善して治していくためには、自分で主体的に生活を改善していくことがどうしても必要です。

さらに言えば、外用薬も自分できちんと塗らなければなりませんし、保湿などのスキンケアも自分で行います。

つまり、「自分で改善する・治す」という意識が不可欠ということです。

 

このようなスタンスに立てば、ある皮膚科医が使えない・合わないと感じた時点で、他の皮膚科医にパッと変えることが出来ますし、

医師が言っていることに疑問を感じた場合には、すぐに質問することも出来るはずです。

 

アトピーを治すのはあくまでも自分。医者はそのためのアドバイザー・ツール。

こんな感じの捉え方が最も効果的だと考えます。

6. まとめ

皮膚科医は、素人である私たちと比べ物にならない程の知識と経験を持っていますから、医者を活用しない手はありません。

でも、この記事の最初の方でお話したようなアトピーの名医を探し出し、その医者にアトピーを「治してもらう」というような考えは捨てた方がよいです。

そういう受け身の姿勢だと、アトピー治療は上手くいかないからです。

 

かかりつけの皮膚科医は標準的な「良い皮膚科医」でOKと考えて、アトピーの皮膚炎を出にくくするための生活改善はご自分が主体的に行っていくというスタンスが現実的ですし、アトピー治療が一番うまくいくと私は考えます。

情報収集の際や、生活改善をしてアトピー悪化原因を取り除く過程では、色々とかかりつけ医に相談してみましょう。

専門家の立場からアドバイスをくれるはずですし、明らかに間違った情報は指摘してくれるはずです。


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