アトピー体質を治すために身に付けたい3つの生活習慣

 投稿日    最終更新日 2016/12/16

2. アトピー体質を治すための具体的な生活習慣とは

以上のように、アトピー体質には治せるもの・治せないものの2種類があり、

治せるアトピー体質とは

  • 胃腸が弱い・腸内環境が悪い
  • 体力が無い

というものでした。

もしかしたら、

お前がそう考えてるだけで、偏った考えだよねー。

のように思われているかもしれません(特に後者の「体力不足」については)。

ただ、これらのアトピー体質を治す方法は結構簡単ですし、アトピー性皮膚炎に限らず、健康に良い効果をもたらすものです。

私の仮説を信じる・信じないはひとまず置いておき、アトピー治療のために実践できることは何か?についてだけでも確かめて頂ければと思います。


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2-1. 胃腸を強くし、腸内環境を改善するための生活習慣

まずは、胃腸の強化と腸内環境の改善について、何が出来るのか?を見ていきたいと思います。

2-1-1. 胃腸の働きを活発にする方法

「胃腸の強化」というと、何か特別なことをしなければならない印象がありますが、決してそんなことはありません。

ポイントは全部で3つあります。

  1. 冷たい飲み物を飲まない(飲み過ぎない)こと。
  2. 食事では1口につき30回噛むこと。
  3. 漢方薬を処方してもらうこと。

の3つです。

まず、冷たい飲み物は確実に胃腸の働きを鈍らせ、その消化能力を下げてしまいます。

ここでは詳しい説明は省略しますが、どんな動物でも外気温が低いと活動が鈍るのと同じ理屈です。

ですから、アイスコーヒーや冷たいペットボトル飲料などの飲み物は、極力飲まないようにすることが大切です。

また、食事の際によく噛まずに飲み込んでしまうと、胃腸への負担が大きくなり、やがてキチンと働いてくれなくなってしまいます。

1口につき30回以上噛んでから飲み込む、ということを心がけるだけでも、胃腸への負担が減ってその働きが活発化していきます。

最後に、すでに胃腸の働きが鈍いという実感がある場合には、病院で胃腸の働きを回復させる漢方薬を処方してくれます。基本的に健康保険が適用されますので、かなり安くすむはずです。

 

以上のように、

  • 常温の飲み物・暖かい飲み物だけを飲むようにする。
  • 1口につき30回以上を目安に、咀嚼回数を増やす。
  • 必要に応じて病院で漢方薬を処方してもらう。

という対策(生活習慣)を少しずつ身に付けてけば、胃腸の働きは活発になっていきます。

その結果、食べ物の消化が十分に行われるようになり、アトピー性皮膚炎の改善・悪化防止に繋がっていきます。

今日、この瞬間からでも実践できるものですし、少しずつでもよいので、気軽に取り入れてみてはどうでしょうか。

2-1-2. 腸内環境を改善する方法

次に、腸内環境を改善する方法・善玉菌を増やす方法についてです。

最近では「腸内フローラ」というものに注目が集まっていますから、その方法についてはよくご存知の場合もあるかと思います。

腸内フローラとアトピー性皮膚炎の関係については、別途詳しくお話するとして、

ここでは、私の体験から特に有効な方法・生活習慣を何点かピックアップします。

  • 乳酸菌死菌サプリメントを毎日飲む。
  • 食事では肉類を減らす。
  • 必要に応じて漢方薬を短期間飲む。

という3点です。

まず、腸内細菌のバランスを「善玉菌優勢」の状態に持っていくために、乳酸菌サプリメントを飲むようにします。

乳酸菌サプリメントや乳酸菌飲料には、

  • 生きたまま腸に届けるタイプ
    ← プロバイオティクス
  • 乳酸菌の死菌・乳酸菌生産物質を腸に供給するタイプ
    ← バイオジェニックス

の2種類があります。

昔から、「生きたまま腸に届く!」という謳い文句の乳酸菌飲料・食品が人気ですが、

最近の研究で、

乳酸菌が生きていても死んでいても、あまり効果に影響はなく、
乳酸菌の数が多ければ多いほど良い

ということが分かっています。

そして、大量の乳酸菌を腸に供給するためには、死菌乳酸菌の方が便利なのです。

例えば、乳酸菌1兆個を毎日摂取するためには、ヤクルトであれば1日25本飲まなければなりませんが、死菌乳酸菌サプリメントであればサプリメントの錠剤3粒くらいを飲めばOKです。

こういう意味で、腸内環境の改善のためには、死菌乳酸菌サプリメントが最も有効だと私は考えています。

実際、アトピーが酷かったときには便秘がちでオナラもとっても臭かった私ですが、

死菌乳酸菌サプリメントを毎日飲むようになってから、毎日便通があるのはもちろん、オナラもほぼ無臭になりました。

乳酸菌死菌サプリメントは、通販で買うことができます。こんな感じのものです↓

※ 乳酸菌サプリメントを選ぶ際には、乳などのアレルギー物質が入っていないか?などの点に気をつけて下さい。

 

さて、腸内環境を改善するための次の対策は、

お肉を食べ過ぎない

ということです。

アトピー関連の本を色々と読んでみると分かりますが、

お肉の食べ過ぎはアトピー悪化原因の1つ

と主張している著者(専門家)はとても多く、中には「肉は決して食べるな」と指導する方もいます。

お肉がアトピー性皮膚炎に悪いのは、

  • お肉の脂(あぶら)がアトピーを悪化させるから
  • お肉の消化が不十分になり、腸内環境を悪化させるから

という2つの理由が考えられますが、今回は後者にフォーカスをあてます。

お肉を食べても、その全てがきちんと消化されて吸収・排泄されれば問題はありません。

しかし、何らかの理由で食べたお肉の消化が不十分になると、問題が発生します。

お肉の消化出来なかった部分が腸内に残り、腐敗してしまうからです。

腐敗した肉は、悪玉菌の格好のエサとなり、悪玉菌を増やすことに繋がります。

結果、腸内環境が悪化してしまい、身体に種々の悪影響が出てくることになります。

アトピー体質の場合、その悪影響は真っ先に皮膚に現れて、皮膚炎が出るわけです。

 

このように、「お肉の食べ過ぎ」は腸内環境にとって良くありません。

かと言って、「肉を全く食べない」というのも非現実的です。

ですから、「お肉はたまに食べる」というスタンスくらいがちょうど良いと考えます。

※ 動物性タンパク質はヒトにとって大切ですから、お肉を減らす代わりにお魚をたくさん食べるようにしてください。

 

腸内環境改善の最後の方法は、「乙字湯」という漢方薬の服用です。

乙字湯は、便通をスムーズにする効果があります。

便秘がち、便秘と下痢を繰り返す、といった場合には、乳酸菌死菌サプリメントの摂取やお肉を減らすことに加えて、まずは便通を規則正しくすることが必要です。

「なかなか自然に毎日出すことが難しい」というときには、乙字湯を飲むと、驚くほど快調に便通が来るようになります。

毎日きちんと排便できるようになると、腸内環境が整えられるという効果が得られるほか、メンタル面でもとても良い影響が出てきます。

意外なのですが、腸と精神(メンタル)には切っても切れない関係があることが、医学的に分かっています。

セロトニンなどの神経伝達物質は腸で作られていますし、腸には自律神経が多いからです。

心療内科・精神科の問診票には、「排便の頻度・回数」の質問項目があることが通常ですが、このことも腸とメンタルの関係性の強さを示唆しています。

そして、アトピー性皮膚炎を改善する上で、メンタルを良好にキープすることはかなり重要です。

精神的に不安定なときにはアトピー性皮膚炎は悪化し、アトピーが悪化するから精神的に凹む・・・といった悪循環に陥ってしまうことがあるからです。

便秘がなかなか良くならない・・・という場合には、乙字湯で規則正しい排便リズムを取り戻しましょう。

乙字湯は、病院でお医者さんに相談すれば普通に処方してくれますし、保険も適用されます。

 

ここで、腸内環境の改善方法をまとめてみます。

  • 死菌乳酸菌サプリメントを購入し、毎日飲む。
  • お肉を食べ過ぎない。たまに食べる程度に抑える。
  • 便秘がちなら「乙字湯」を飲む。

他にも腸内環境を整えるためのポイントはありますが、まずはこの3つのポイントを実践してみることをおすすめします。

手間と効果を比較したときに、この3つが最も「コストパフォーマンス」が大きいと考えるからです。


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2-2. 無理なく身体を鍛える

次に、「体力が無い」というアトピー体質の改善のための方法についてです。

体力を増強するためには、運動をしなければなりません。

でも、アトピーが酷い状態ですと、運動する気も起きませんよね。

ですから、ジムに行って身体をガンガン鍛える!というような運動をする必要はありません。

 

体力をつけるために私がおすすめする運動は、とてもシンプルです。

週に2,3日、40分程度のウォーキングをする

というものです。

これ以上の運動を既にしている場合には、「体力の無さ」がアトピーの原因では無いと思います。

逆に、この程度の運動を長期間していない場合には、ウォーキングを行うことで体力が増強され、アトピー性皮膚炎も徐々に改善に向かっていくはずです。

ウォーキングのよいところは、ずばり、楽ちんである点です。

「1.5km~2km程度離れたコンビニやスーパーに歩いて買い物に行き、帰ってくる」

というだけでも、40分程度のウォーキングになります。

「ウォーキング」と考えたとたんに億劫になりますが、「ちょっと日用品を買いに行く」のように考えれば、負担ではなくなるはずです。

また、ジョギングなどと異なり、呼吸も乱れず汗をあまりかかない点もウォーキングの良い点です。

汗をかくと痒くなりますからね(夏場はウォーキングでも汗をかきますが)。

 

「有酸素運動をほとんどしていない」という場合には、週2,3日、少し離れたスーパーやコンビニに買い物に行って下さい。それだけでも、かなり体力が増強されます。

 

余裕があれば、腕立て伏せや腹筋・スクワットなどの筋トレも行うと、さらに良いです。

が、無理をする必要はありません。まずはウォーキング(歩いて買い物に行く)を始めてみることをおすすめします。

2-3. 早く寝る

アトピー体質を改善する生活習慣、次のポイントは、

早く寝る。たっぷり寝る。

ということです。

就寝時間を早めること・睡眠時間を多くすることは、「疲れやすい」というアトピー体質を改善します。

毎日の就寝時間が24時以降である場合には、寝るのを少しずつ早くしていきましょう。

理想は「22時までに寝る」ことですが、現代の成人にとっては若干非現実的です。

ですから、「遅くとも、日付が変わる前には布団に入る」というルールを決めることをおすすめします。

 

さて、「早く寝る」「たっぷり寝る」ことは、なぜアトピーに良いのでしょうか。

それは、「身体の細胞の入れ替わり」に十分な睡眠が必要だからです。

 

身体を構成する細胞の数は、全部で60兆個と言われています。

そして、古い細胞が消えていって新しい細胞と入れ替わる、リモデリングと呼ばれる「細胞の入れ替え作業」が常に行われています。

細胞の種類によって入れ替えの期間は異なりますが、平均して2ヶ月(60日)で生まれ変わると考えられています。

ということは、1日あたりに換算すると、毎日1兆個もの細胞(全細胞の1/60)が入れ替わっているわけです。

60kgの人であれば、身体のうち1kgに相当する細胞が毎日入れ替わっているということです。

 

このような1兆個の細胞(1kgの細胞)の入れ替え作業には、その材料として栄養が必要なことはもちろん、十分な睡眠が必要になるのです。

そして、夜型の生活リズムで寝るのが遅かったり、睡眠時間が不十分ですと、この入れ替え作業が適切に行われなくなります。

1兆個もの細胞の入れ替え作業のクオリティが下がれば、身体全体の健康に悪影響が出ることは容易に想像できます。

アトピー体質の場合、その悪影響が皮膚や免疫異常としてすぐに出てしまい、皮膚炎となって現れてしまうのです。

上記の「細胞のリモデリング」についての文章は、以下の文献を参照して作成しました。
『「赤ちゃん」の進化学 子供を病気にしない育児の科学』p99~108
西原克成 著 (日本教文社)

以上のような細胞の入れ替わりと睡眠の関係を知れば、「たかが睡眠不足」のように睡眠を軽視することはできなくなるはずです。

 

もちろん、「仕事の都合上、どうしても寝る時間が遅くなる」というケースも多いと思います。

ですが、その場合にも、

帰宅したら、余計なことをしないでソッコーで寝る

というルールは設定できると思います。

「余計なこと」とは、テレビニュースを見る、インターネットをする、スマホをいじる・・・のようなことです。

 

少しずつでもよいので、生活リズムを「早寝早起き」に移行していくと、アトピー性皮膚炎の状態は確実に上向いていきます。

是非試してみてください。

3. まとめ

長くなりましたが、アトピー性皮膚炎を治すための「アトピー体質改善」について、最後にまとめてみます。

  • 遺伝的なアトピー体質は治らないから、治そうとしない。
  • 後天的なアトピー体質には、胃腸の弱さ・体力不足がある。
  • 胃腸の働きを活発化させるための生活習慣→
    1. 冷たい飲み物を飲まない
    2. 食事では1口30回以上噛む
    3. 適宜、漢方薬を飲む
  • 腸内環境を改善するための生活習慣→
    1. 死菌乳酸菌サプリメントを毎日飲む
    2. お肉を食べ過ぎない(たまに食べる程度にする)
    3. 乙字湯を飲んで排便リズムを整える
  • 体力を増強するための生活習慣→
    週に2,3日、少し離れたコンビニまで買い物に行く
  • 疲れにくくなるための生活習慣→
    夜は余計なことを省略して早く布団に入る

乳酸菌死菌サプリメントや漢方薬などは、用意するのに少し時間がかかるので、すぐには実践できませんが、

他の項目に関しては、今日から行えるはずです。

どれか1つでもよいので、「アトピー改善に繋がる生活習慣」として試してみてください。

そのあと、余裕があれば他の項目についても実践していく

そんなイメージで、気張らずに少しずつ生活習慣をアトピー改善に繋がるものに変えていきましょう。


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 Category: アトピー治療のための体質改善