アトピーがなかなか治らないのは皮膚の細菌繁殖のせいかも

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ステロイド外用薬を使っているのに、なかなか皮膚炎が綺麗にならない・・・

という場合、もしかしたら、皮膚で黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖しているせいかもしれません。

特に、

  • 市販のステロイド外用薬を使い続けている
  • 薬をもらうだけで、長い間医者に皮膚炎の状態を診てもらっていない

という場合には、その危険性が高まっていると思われます。

 

この記事では、なぜアトピー性皮膚炎では皮膚への細菌感染に気を付けなくてはならないのか、その対処法などについてお話したいと思います。

この記事を読むと次のことが分かります
  • アトピーの人の皮膚に細菌が繁殖しやすい2つの理由
  • 細菌が繁殖しているかどうかの判断の方法
  • 皮膚に細菌が繁殖している場合の対処法
  • 細菌をやっつけるとどうなるか?

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1. 皮膚で悪玉細菌が繁殖してしまう理由

まず、確認しておきますと、アトピーでない人の皮膚にも細菌は存在しています。

と言いますか、どんな人の皮膚にも細菌がびっしりと暮らしているそうです。想像したくありませんが。

通常、この細菌たち(常在菌)は悪さをしませんし、むしろ肌のバリア機能の一部を担ってくれている、ありがたい?存在です。

問題は、こういった常在菌を追いやって、黄色ブドウ球菌などの「悪玉細菌」が皮膚上で繁殖してしまうケースです。

そして、アトピーの人の皮膚には、このような悪玉細菌が繁殖しやすいことが知られています。

 

では、なぜアトピーの人は、皮膚に悪玉細菌が繁殖しやすくなってしまうのでしょうか。

これには、2つの理由があります。

  1. 皮膚炎がありバリア機能が低下しているから。
  2. ステロイド外用薬の使用によって、皮膚の免疫が局所的に低下しているから。

という2つです。

 

皮膚炎がある状態ですと、正常な肌に比べて、そのバリア機能が著しく低下することが分かっています。

そのために、皮膚で細菌が繁殖しやすくなるのです。

また、ステロイド外用薬の副作用「皮膚の免疫低下」というものがあります。

この免疫低下によっても、皮膚で悪玉細菌はさらに増えやすくなります。

 

このような理由から、アトピー性皮膚炎の人の皮膚は、アトピーでない人の皮膚に比べて細菌が繁殖しやすい条件になってしまっているのです。

そして、都合の悪いことに、黄色ブドウ球菌などの細菌が皮膚で繁殖することは、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させてしまいます。

アトピーが悪化すれば、さらに細菌が増えやすくなり、またアトピーが悪化する・・・

という悪循環に繋がってしまいます。


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2. 皮膚の細菌感染が疑われる症状

黄色ブドウ球菌などの細菌が皮膚で繁殖している場合、

ニキビのような膿・腫れ物が皮膚に現れてきます。

私の場合、きちんとしたアトピー治療に取り組む前の期間、市販のステロイド外用薬を買っては塗る、無くなったらまた買いに行く…というようなステロイドの使い方をしていました。

その期間中、あご周辺や首、腕などにニキビのような白い膿を伴うボツボツができていましたが、

またニキビができてるよ。アトピーだけにしてくれないかな…

くらいにしか思っていませんでした。

 

その後考えを改めて、皮膚科に行ったところ、診察室に入って椅子に座る前に

ああー。細菌がいっぱいいるねー。ステロイド塗っても綺麗にならないでしょ?

と医者に言われました。

専門家から見れば、私の皮膚に出来たボツボツはニキビではなく、悪玉細菌の繁殖であることは明らかだったようです。

私の場合、後述する対処法で皮膚から細菌を追い出すことが出来て、その後は短期間で皮膚炎の状態は改善、肌はすぐに綺麗になりました。

 

このように、皮膚に白い膿のようなボツボツ、ニキビみたいな湿疹が出来ている場合、黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖している可能性があります。

そして、ニキビとの判別は、皮膚科の専門医であればきちんと行うことが出来ますし、

繁殖しているのはどういう細菌か?というコトも、サンプルを採って調べてくれます。

 

毛穴が少なく、ニキビができにくいような場所(腕など)にボツボツができている場合などは、とくに細菌感染の可能性が高いと考えられます。

一度、皮膚科に行って皮膚の状態を診てもらい、診断してもらいましょう。

3. 細菌に感染している場合の対処法

次に、皮膚に黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖してしまった場合、どういった対処法をするのか?という点についてお話します。

皮膚から悪玉細菌を追い出すための方法には、主に2つの処置があります。

  • 抗生物質を一定期間飲み続ける。
  • 殺菌作用のあるローションを肌に塗る。

という2つです。

どちらも、皮膚科で処方してくれます。

抗生物質は短期間の使用であれば、副作用の心配は通常要りません。

これが、最も手っ取り早く皮膚から細菌を追い出す対策と言えます。

 

次に、殺菌作用のあるローションを、ステロイド外用薬と併用して皮膚に塗ります。

アルコール成分が入っているため、皮膚炎がある箇所に塗るとかなりシミますが、皮膚から細菌がいなくなるまで、短期間の辛抱です。

 

この2つの対策を講じれば、早ければ1週間、おそくとも数週間で、黄色ブドウ球菌などの細菌は皮膚からいなくなります。

すると、ステロイド外用薬を塗った時の皮膚炎の治りが、前に比べてかなり良くなることが実感出来るはずです。

 

逆に言えば、悪玉細菌が繁殖している状態でいくらステロイド外用薬を塗っても、なかなか皮膚炎は治らず、ステロイド外用薬の長期連用に繋がり、局所的な副作用の発生リスクは徐々に高まっていくことになります。

そのような事態を防ぐためにも、

変なボツボツが出来てきた・・・。ニキビかな?

と思ったら、皮膚科に行って確かめてもらうことを強くおすすめします。

 

なお、皮膚で繁殖している細菌・真菌の種類によっては、黄色ブドウ球菌のように簡単に追い出すことが出来ないケースもある、と医者が言っていました。

ですから、皮膚から細菌のサンプルを採って、その種類を確かめる必要があるそうです。

この意味でも、「たかがニキビ」と軽視せずに、安全のためにも皮膚科に行って確かめてもらうことが大切であると言えます。

4. まとめ

皮膚に黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖してしまうことは、アトピー性皮膚炎の場合、珍しいことではありませんし、

その対処法・処置は比較的簡単であることが通常です。

ただ、私のように「単なるニキビ」と思って、長期間放置してしまうと、

その間、アトピー性皮膚炎が改善する可能性はかなり低くなってしまいます。

 

皮膚の細菌感染の兆候が少しでもある場合には、すぐに皮膚科に行って診断してもらうことをおすすめします。

それが、アトピー性皮膚炎の改善や悪化防止に繋がるからです。


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